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蘭の手を振り払って腕の中からすり抜けると
彼は驚いた表情で私を見る
A｢やめてよ…｣
蘭｢A？｣
A｢竜胆がこうなったのはオマエのせいだって！
私を嫌ってよ！！私を恨んでよ！！
なんで優しくなんてするの！！
突き放してくれた方が、まだ……マシだよ…｣
蘭｢A…｣
A｢私なんか…
ニィの代わりに死ねばよかったんだ｣
その瞬間、バシッと音がして頬に痛みが走る
A｢いったいなぁ！なにすん…｣
キッと睨んで
蘭の顔を見た瞬間、最後の言葉が出なかった、
今にも泣きそうな顔に胸が傷んだ。
蘭｢嘘でもそんなこと言うなよ｣
A｢だって！！＿｢てめぇは今、苦しい現実から逃れるために自分の兄貴の死を利用しようとしたんだぞ！！｣
蘭｢俺もう出るから…
オマエは少し頭冷やせ｣
私は部屋を出ていく彼の後ろ姿を
ただ呆然と見送ることしか出来なかった
ぶわっと目尻が熱くなって涙が零れる
そんなつもり…なかったとしても
" てめぇは今、苦しい現実から逃れるために
自分の兄貴の死を利用しようとしたんだぞ！ "
言い返せなかった…
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雪(プロフ) - 夏蜜柑さん» ありがとうございます！！ (2022年3月19日 22時) (
レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 華さん» もー、皆かっこよすぎて身がもたないです！ (2022年3月19日 21時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - はぁ( ´Д｀)=3もう好き (2022年3月9日 22時) (レス) @page43 id: 00e637f589 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 竜胆〜！！ (2022年2月22日 23時) (レス) @page38 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - うお…蘭ちゃん、りんちゃんがかっこよ… (2022年2月17日 0時) (レス) @page33 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2021年12月10日 20時
