崩れていく愛のカタチ【黒川イザナ】

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ねぇイザナ



私ね、もう一度あなたに会えたら
ずっと言いたかった言葉があるの




その言葉を聞いたあなたは
どんな顔をするんだろうって
どんな言葉をくれるんだろうって






あなたに出会って、あなたを好きになってから
私はどれだけ幸せになれていたかなんて
きっとあなたは知らない









イザナ｢おい、どうした｣








幸せな時間ほどすぐ終わってしまう
いつもそうだったから



私の幸せは10年前に突然奪われた
だけど、あなたに救われて
もう一度生きてみようって思えた




もう一度名前を聞けたら、
もう一度、あなたの隣にいることが許されるなら
それ以上は何も望まないし、必要ない








｢大将……すか？｣



｢いやいい、このまま……連れて..
お前らは……に連絡入れろ｣






イザナ、助けて...身体がちっとも動かないの






意識を失う間際、見えたあなたは
酷い顔をしていた

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