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お風呂から上がってリビングへ戻ると
珍しくソファーで寝てしまった蘭に
毛布をかけて傍に腰掛ける
A｢蘭｣
呼びかけても返事がなくて
疲れていたのかぐっすり眠ってた。
時計の音だけが響く静かな部屋。
不意に、あの頃を思い出した
ニィがいなくなって…それを認めたくなくて
誰もいない部屋に1人蹲ってさ…
何も感じない苦しさに心が壊れて
声が枯れるほど泣いてた。
私を救ってくれたのは紛れもない蘭と竜胆の存在だ。
2人がいなかったら私は今ここにいなかったかもしれない…
最悪の選択を選んでニィに怒られてたかも…
振り向いて蘭の寝顔をそっと撫でる
" 俺じゃ頼りねぇ？"
違うよ、蘭。
私が弱いから…関係の無い人を巻き込む。
もう守られるだけは嫌なの。
A｢ニィなら…どうすんのかな｣
ニィなら…
1人でも大丈夫なんだろうな…
でも私にはニィがいないと、何も出来ない。
" 力があったってそれは本当の強さじゃねぇよ。
本当に大切なことは喧嘩に勝つことじゃない
自分に負けないことだ…
A、自分を見失うな、オマエは…イザナじゃない"
前に鶴蝶から言われた言葉
分かってるよそんな事
でもどうしても心が追いつかない…
目を瞑って、深呼吸して落ち着かる
それでも足りない時はいつも2人が抱きしめてくれるの
気圧が重いせいか頭が痛い
起こさないようにそっと立ち上がれば
急に腕を引っ張られ、あっという間に蘭の腕の中へ
蘭｢寝てた…｣
A｢蘭ポカポカだね｣
何も言わずにギューーッと強く抱きしめて
満足したのかそっと離れて立ち上がった
蘭｢よし、行くか。｣
A｢え？どこに？｣
蘭｢ん？どこって…竜胆のとこ。迎えに行くの｣
A｢迎え？｣
蘭｢あれ、言ってなかったっけ？
あいつ＿＿＿｣
｢あ、ちょっと！廊下は走らないでください！！｣
勢いよく病室の扉を開ける
バンッと大きな音がして
振り向いた彼は私を見た後、微笑んだ。
竜胆｢おいで｣
腕を広げて私の名前を呼ぶ彼に
思いっきり抱きついた
" あいつ、今日で退院だって "
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れもん - この作品を見て、悲しすぎて泣きそうになりました！それくらい、いい話でした！ (11月26日 19時) (
レス) @page30 id: f4d6c117c8 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 朝霧さん» ありがとうございます！！そうです！たけみっちのリープでハッピーエンドになりました！夢主はイザナと幸せに暮らしてますよ！ (9月2日 9時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - らな！さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございました！！ (9月2日 9時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 東リベヲタクさん» ありがとうございます！！ (9月2日 9時) (レス) @page30 id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
朝霧(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっっても面白かったです！最後はたけみっちのリープによって夢主も救われたってことであってますかね！？ (2023年1月14日 0時) (レス) @page30 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年3月20日 23時
