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玲桜「蘭ちゃん蘭ちゃん！
これ一緒に観ようよ！」
蘭「1人で観れんだろ｣
玲桜「ホラー映画だよ！？
無理に決まってるじゃん！ねぇお願い！！」
蘭「後で寝れねぇって泣きつくなよ？」
玲桜「竜ちゃん！
原宿のクレープ食べに行きたい！！連れてって！｣
竜胆「あー？んなの兄貴に頼めばいいだろ？」
玲桜「蘭ちゃんにはとっくに振られたの！
ねぇ竜ちゃんお願い！」
竜胆「わーったよ、行きゃいいんだろ」
玲桜ちゃんが向こうへ帰るまでの期間
一緒に住むようになった
2人はそれでも私に変わらず接してくれたのに
その優しさが時折私を苦しめた
帰りたいな……あの家に
竜胆「A、どっか行くの？俺も一緒に」
A「ごめん、今は1人になりたい」
竜胆「A？」
A「最近来れてなくてごめんね」
汲んできた水をかけて線香をあげる
手を合わせて地面に座った
A「万次郎に会ったよ
私の事守ってくれるって……」
返事は返ってくるはずもなく
手に握りしめた写真を眺めては小さく呟いた
A「会いたいよ……」
ポツポツと降ってきた雨が体を打ち付ける
私の他に墓参りに来ていた人は早足で帰っていき
いつの間にかこの場所には自分しかいなくなって
凍える体を抱きしめて蹲った
A「真一郎も、ニィも、
私を置いてっちゃうんだね…｣
大切な人が私を置いて
どんどん遠くへ行って、見えなくなった
誰も私を最後まで愛してはくれない
A「もう、、疲れたんだ」
2人の傍にいることが
2人をみてると
昔の事を思い出して苦しくなる。
理由はハッキリと分かってる
蘭と竜胆が " 兄弟 " だから
どうしてもニィの事を思い出してしまうの
なんで私の傍にはニィがいないの？って
玲桜ちゃんが来て
私の居場所が無くなったように思えた
強くなっていく雨に
折角供えた花が儚く散っていく
「オマエが黒川Aか」
雨音に紛れて聞こえた声に
振り向くと凶器を持った男が私に振りかざす
反応が遅かった
ガンッと鈍い音がして血飛沫が飛ぶ
何が起こったのか分からない
倒れたまま身体が動かなくなった
遠のく意識の中、
フードの隙間から見えたあいつは
笑っていた
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れもん - この作品を見て、悲しすぎて泣きそうになりました！それくらい、いい話でした！ (11月26日 19時) (
レス) @page30 id: f4d6c117c8 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 朝霧さん» ありがとうございます！！そうです！たけみっちのリープでハッピーエンドになりました！夢主はイザナと幸せに暮らしてますよ！ (9月2日 9時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - らな！さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございました！！ (9月2日 9時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 東リベヲタクさん» ありがとうございます！！ (9月2日 9時) (レス) @page30 id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
朝霧(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっっても面白かったです！最後はたけみっちのリープによって夢主も救われたってことであってますかね！？ (2023年1月14日 0時) (レス) @page30 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年3月20日 23時
