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" ニィ…？ねぇ、起きてよ…"
やめてよ…
" イザナが、死んだ "
お願い、私から何も奪わないで
" 帰ってくるって…言ったじゃんか… "
春千夜「A！よせ！！」
手を伸ばし、掴みかかった
だけど振り上げた拳は届かなかった。
躊躇ったのは
" A、約束して。"
脳裏に過った、竜胆の言葉
その瞬間、怒りも悲しみも
全部どうでも良くなって、苦しさから崩れ落ちた
私はずっと、、ずっと恨んでた
ニィが死んだのは、こいつのせいだって…
A「ふざけんな…」
春千夜「A…」
それでも、心のどこかでは分かってた
ニィがいなくなってしまったのは
誰のせいでもないってことぐらい
A「なんで…な、んで」
ねぇなんで、
私を置いて行っちゃったの…
思い出したよ…全部…
何も知らなかったのは、私だけだった…
ボタボタと床に落ちていく涙
泣かないって決めた
だって泣いたらニィが悲しむから
でも出来なかった
私はまだ、受け入れたくはない…
そっと伸びた手が
頬に伝う涙を優しく拭った
万次郎「会わない方がいいって思ってた」
大切な人を無くした人にしか
分からない思いがある
エマちゃんが亡くなったのは
ニィが起こした、あの抗争に巻き込まれたから
" お兄ちゃんが欲しかった "
" A、オマエは何もやってない。
泣くなよ…必ず迎えに行くから、
その時まで少しだけお別れだ "
A「私がいなきゃ、こんな事に…「A」」
頭上から聞こえた落ち着いた声に顔を上げると
万次郎「そんな悲しいこと言うなよ」
" そんな悲しいこと言うなよ "
春千夜「A、関東卍會に来い。
オマエが言う、灰谷を守るには
あいつらから離れるのが1番だと思わねぇか？」
ココ「竜胆の怪我、あれがあんたを狙う奴らと直接関係してんなら
悪い話じゃねぇ」
アジトを出て、
万次郎から受け取った1枚の紙切れを握りしめた
血は繋がってない、
それでもあんたは私を家族だと言う。
馬鹿だよな、真一郎も万次郎も
帰り道、ハルと話した
今までのこと、これからのこと。
春千夜「Aはどうしたい？」
思ってること全部話した後
私の頭を乱暴に撫でて、ハルは笑った
「オマエらしい」と。
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れもん - この作品を見て、悲しすぎて泣きそうになりました！それくらい、いい話でした！ (11月26日 19時) (
レス) @page30 id: f4d6c117c8 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 朝霧さん» ありがとうございます！！そうです！たけみっちのリープでハッピーエンドになりました！夢主はイザナと幸せに暮らしてますよ！ (9月2日 9時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - らな！さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございました！！ (9月2日 9時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 東リベヲタクさん» ありがとうございます！！ (9月2日 9時) (レス) @page30 id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
朝霧(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっっても面白かったです！最後はたけみっちのリープによって夢主も救われたってことであってますかね！？ (2023年1月14日 0時) (レス) @page30 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年3月20日 23時
