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" 怖がんなくていいよ、俺が一緒に探してやるから "
" 名前？俺はね…… "
A「りん……どう……」
大粒の涙が地面に跡を残していく
そうだ……待っていたんだ……ずっと
A「竜胆……」
あなたに見つけてもらえる日を
竜胆「俺の事嫌いだって言っても受け止める。
何度でも、伝えるから
俺、オマエがいねぇと駄目なんだよ。」
竜胆……
竜胆「オマエがどこに行こうと俺が何度でも連れ戻す」
竜胆、
竜胆「だからごめん……オマエだけは離してやれねぇ……」
誰かの体温を肌で感じるのは安心する
だけど
A「一緒にはいられない」
私は全てを捨てて、
自分の意思であの場所へ行くことを選んだ
ずっと、怖くて離せなかった手を離した
今更あなたの所へは帰れない
今はまだ、帰れない
竜胆「嫌だ！行くなよ！」
子供のように駄々をこねる姿がたまらなく愛おしく感じる
離さないように強く握られた手は、少し冷たくて
A「全て終わったら……
今度は私が竜胆を迎えに行くから。
だからそれまで……待ってて｣
幼い頃の記憶を辿って、少しずつ判明していった
狙われる理由も、謎に包まれていた主犯格も……
あの子の復讐が私に向けられているのなら
受け止めて、罰を受けないといけない
全ての元凶は、私だから
竜胆「充分待っただろ！！
これ以上、オマエと離れんのは嫌なんだよ……
ここでオマエの手離したら
俺から……また俺の前からいなくなる……」
頬を伝い、落ちていく大粒の涙
ずっと思っていた
誰も私を最後まで愛してはくれないと
本当にそうだったのかな……
私を思い、流してくれるこの涙にも嘘があったと
疑ってしまった私を……あなたは許してくれますか
月明かりに照らされる竜胆の泣き顔は儚くて、綺麗だった
A「救いたい人がいる」
真っ直ぐ俺を見つめる瞳にそれ以上何も言えなくて
竜胆「約束して、絶対死ぬなよ…A……
無事に帰ってきて、、
俺の隣で……また、笑った顔見せて」
行かないで……震えながら小さく呟いた声に
気づかないフリをして竜胆の傍を離れた
A「全部終わらせる…」
必ず戻る、迎えに行くと約束をした
それなのに私は、その約束を守れなかった
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れもん - この作品を見て、悲しすぎて泣きそうになりました！それくらい、いい話でした！ (11月26日 19時) (
レス) @page30 id: f4d6c117c8 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 朝霧さん» ありがとうございます！！そうです！たけみっちのリープでハッピーエンドになりました！夢主はイザナと幸せに暮らしてますよ！ (9月2日 9時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - らな！さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございました！！ (9月2日 9時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 東リベヲタクさん» ありがとうございます！！ (9月2日 9時) (レス) @page30 id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
朝霧(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっっても面白かったです！最後はたけみっちのリープによって夢主も救われたってことであってますかね！？ (2023年1月14日 0時) (レス) @page30 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年3月20日 23時
