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A「あ、、｣
店の外で作業をする彼は
遠くからでも目を惹く、街中じゃ有名な人。
青宗君の名前は学校でもよく聞く。
" バイク屋の店員さん！かっこいいよねぇ "
そんなのずっと前から知ってるよ。
" イヌピーって呼ばれてるのも可愛よね！"
私は1度だってそう呼んだことないのに…
A「イヌピー……君」
信号待ちで立ち止まった足を1歩、2歩と進める
「青宗〜！！」
店のすぐ傍まで来た所で
誰かが彼の名前を呼んだ
楽しそうに話す2人を見て呆然と立ち尽くす。
この前の人とは違う、どっちかって言うと可愛いらしい女の人。
同い年ぐらい…かな。
仲良いんだ、なんて
青宗君は私の彼氏なのにって
嫉妬混じりの気持ちと
青宗君は本当に私でいいんだろうかって
不安に思う気持ちが胸をギューッと締め付ける。
今すぐ引き離したいくらいなのに
何故か足が動かなくて
A「いった…」
すれ違った自転車にぶつかって
肩にかけていたカバンが落ちた
チャックを閉め忘れていたカバンは
悲しくも中身をぶちまける
筆箱も閉め忘れてるじゃん…
HR終わって
青宗君に早く会いたくて急いで突っ込んだせいだ
寂しそうに転がったペンを拾おうと手を伸ばした
タイミング良く傍を通った人に踏まれて
パキッと聞きたくない音がした。
「あっ、悪ぃ……」
ペンの先に着いていた可愛らしいクマが
悲惨な姿になっていた。
A「や、大丈夫です。」
お気に入りだったのに…
でも、こんなとこでぶちまけた私が悪いしさ。
粉砕したクマちゃんを受け取って
すみません、と謝る。
「弁償する、あんた名前は？」
律儀な人だなぁ。
俯いていた顔を上げてビックリ…
珍しい髪色に整った顔立ちに唖然とする。
東京ってイケメン多いなぁ…
風に吹かれてふわっと香る、
ブランド特有の品のある少し甘い香水の匂い…
A「成瀬…A…です」
「そっか、Aちゃんね。
ホントごめんな。同じの買ってくるから」
A「いや、そんな！大丈夫ですから！」
「おーい！！置いてくぞ！ワカ！」
遠くから聞こえた声に視線を辿ると
ピンク色の髪をした、男の子がいた。
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雪(プロフ) - 睦月さん» 睦月さん！初めまして！そう言って頂けて嬉しいです☺︎ありがとうございます！！ (2022年7月1日 8時) (
レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
睦月 - 初めまして！小説拝見させて頂きました。続きがとても気になります！更新楽しみにしてますね！ (2022年6月24日 15時) (レス) id: 3944e3eebe (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - るにゃネコさん» 千冬がどう思うか…ですね！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2022年4月30日 22時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - インコさん» やったーー！！そう言って頂けるととても励みになります！ありがとうございます！！ (2022年4月30日 22時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - ネコさん» 自分には心を許してくれてるって嬉しくなりますよね(*´˘`*)♥ (2022年4月30日 22時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年1月28日 23時
