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千冬｢走ってきた？｣
A｢え、なに、なんか付いてる？｣
千冬｢髪ボサボサ、葉っぱついてるし。
どこを突っ切ってきたらそーなんだよ、
犬でもこんな荒れねぇし、ほんとガキ｣
そう言いながらも
私へと伸びた手が優しく髪をとかす。
慣れた手つきに
彼女にもやってあげてるのかな…なんて。
A｢テメェ…
乱れた髪も素敵だよ、ぐれぇ言えねぇのか？あぁ！？｣
千冬｢オマエは素敵の度が過ぎるんだよバカ｣
ムギュっと頬を引っ張って2人で笑い合う
幼馴染。
その言葉が私達を縛り付けても
私達はそう簡単に変わらない。
これからもきっと、ずっと変わらないもの
学校終わり、
1人で帰ろうとした所を引き止められて
家までの路地を2人並んで歩く。
あの件があってから千冬は過保護になった。
今日みたいに1人で帰ろうとしたら
｢待ってて、俺も一緒に帰るから。｣
って、彼女置いてこっち来るし
ほんのちょっとくしゃみしただけで
｢寒い？これ着とけ。｣
って、パーカー被せてくるし
体育の授業で
ドジってすっ転んで怪我した時とか
突き指した時とか
全然大したことなんて無いのに
遠くにいてもすっ飛んでくるし、
今までは｢ふっ、ばーか｣とか
喧嘩腰の言葉が多かったのに
今じゃ｢大丈夫か！？｣
って血相変えて大袈裟に騒ぎ立てる事が多くなった。
なんだろ、、千冬が千冬じゃないみたい。
ヒナに相談したら｢愛されてるって事だよ！｣
なんて言って痛いほど背中バシバシ叩いてきた。
けど私はそう思わなかった。
罪悪感があるんだと思う、あの日のこと。
千冬のせいじゃないって何度も言ってるのに
君は笑って誤魔化して
きっと誰もいない所で傷ついてるんだろうな。
昔から変わらない、
君の悪い癖。
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雪(プロフ) - 睦月さん» 睦月さん！初めまして！そう言って頂けて嬉しいです☺︎ありがとうございます！！ (2022年7月1日 8時) (
レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
睦月 - 初めまして！小説拝見させて頂きました。続きがとても気になります！更新楽しみにしてますね！ (2022年6月24日 15時) (レス) id: 3944e3eebe (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - るにゃネコさん» 千冬がどう思うか…ですね！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2022年4月30日 22時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - インコさん» やったーー！！そう言って頂けるととても励みになります！ありがとうございます！！ (2022年4月30日 22時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - ネコさん» 自分には心を許してくれてるって嬉しくなりますよね(*´˘`*)♥ (2022年4月30日 22時) (レス) id: 6789a4b1bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年1月28日 23時
