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時間が過ぎ
夜中0:00。
深夜だ。
透き通る風が寒い。
べるは、ぱちくりと、目を覚ます。むくっと、起き上がり、保健室の時計を見上げる。
すると「0:00」と針が示す。針が示すのは深夜。しかも「0」だ。0は無限を表す数字だ。こんな不思議な時間に、目覚めた理由もある意味、理解出来るかもしれない。
ただ、汗でびっしゃりとローブを着ながら寝ていた。
その影響で汗を吸っている。汗の臭いが気になる。
けど着替えがない事に気がつく、お察し状態。べるは、ネグリジュに着替えたいと思うが、あいにくネグリジュがない。
ネグリジュはレイブンクロー寮の自室だ。ローブを脱ぎ、下着のままで布団を春巻きみたいに、巻いて寝ようとする。すると、棚の上に、ネグリジュが畳んでおいてある。そのネグリジュの上に備えカードがある。メッセージカードだ。メッセージカードにはーー。
ーーー
さすがに
紳士の僕が
レディの自室を探るのは
しのびない
だから君の同室の子、
レベッカに頼んでおいたよ
ジョーンより
ーーー
ジョーンは、本当に配慮深い。自室への侵入を控え、レベッカに頼んだらしい。
大問題になってしまうのを踏んだのか。女子寮に男子が侵入したなんてなると大問題だ。罰則もある。するとマリーからの「吠えメール」が届く。ともすると、肝を冷やす。
『感謝しかないな』
寒い。隙間風も氷のようだ。すると、べるは「うん?」と疑問の声を上げた。ベッドの下の床に、違和感を抱き、
魔法の杖で「追跡魔法」を使う。すると、【足跡】の形に、追跡魔法の光の粉が密集する。縮小された光の粉が、魔法の杖から、ぽろりぽろりと、鳩走る【ほとばしる】
『これって、屋敷しもべ妖精の足跡』
すると聞き慣れた老耄(おいぼれ)の声を上げる人物がーーーー姿を見せる
老い耄れの容姿。しゃがれた顎。皺がものすごい。
そんな外観で、細長い魔女みたいな手、細く尖った爪、その爪で、しー、と紳士の仕草で、べるの目の前に登場する。そんな屋敷しもべは1人だ。
べるの屋敷しもべの「グレイ」だーーーー。
グレイは、屋敷しもべ妖精の中でも高齢。ドビーよりもベテラン。そのグレイは、いつもと変わらない雰囲気で。
グレイ「お嬢様、体調は大丈夫でしょうか?
もしよろしければ蜂蜜レモンでもお出ししましょうか?」
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カフェラテ(プロフ) - 続編ですね!夢主がどう動くか楽しみです( ・∇・) (2022年10月10日 10時) (レス) id: 0416b00b3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ベルモット | 作成日時:2022年7月19日 1時