悪役令嬢は演じる 5 ページ11
アメリアside
トントンに言われた通り、一年生は席についていく。
gr「……そうだな、この学園の方針は知ってるか?」
syp「怠惰は強欲である」
gr「怠惰、つまり勉強が出来る環境の中で怠ける者。そんな奴はこの学園に必要ない。即刻、退学してもらう」
ザワッ
そんな学園方針だっただろうか。周りの反応を見るに誰も知らなかったようだ。
知っていたのはショッピだけ?
tn「国一番の名門魔法学園に入学出来て浮かれているかもしれんが、そんな余裕も無いくらい慌ただしい三年間になる」
gr「三学年の俺達はお前達が怠け者にならない事を祈っているさ」
これ、私やばいんじゃない?エンディングまで退学せずにいられるだろうか。
gr「次に学園内の案内か……ま、そこら辺の二、三年に各自聞いてくれ」
丸投げかよ……
gr「では、次に課題配布だ」
課題?
あ〜!あったなそんなイベント!
gr「明日提出だから、忘れるなよ。それと明日は実力検査があるからな」
今のところ順調では無いけど、ま、大丈夫でしょ!
イベント!イベント!楽しみだな〜。
gr「これくらいか。今日はこれで終わりだ。課題を進めるにあたって、図書館を使うのもいいゾ」
そう、次のイベントは今日。図書館イベだ!
hp「よし、頑張らないとっ!」
うん、図書館だから独り言せず、静かにしようね……
棚に隠れながらヒュプシュの様子を見ている私。
このイベントはアメリア様は出てこないから、バレないようにしっかり隠れておかないとならない。
「ん?こんな所に一年生が何やってるんや?」
hp「あ、課題を進めなくちゃで……」
「あー懐かしいなぁ、俺も去年大変やったわ」
出たぁ!ちっさ!ロボロだー、ちっこい!このキャラは攻略しやすいキャラだったはずだ。
hp「そうですよね、この大量の課題は出来る気がしなくて……」
rb「よなぁ……」
そこでロボロが課題を手伝うイベントなのだ!
rb「俺も手伝うで……と言いたいところだが、こういうのは自分でやらんと身にならんからな。頑張れよ、新入生」
あ、れ……おかしいな。
hp「え、え?」
というか、シナリオと違うとヒュプシュも驚いてるんだよな……もしかして、私と同じだったりして。
そんなわけないかー!
それより、攻略対象者達の反応がだいぶ、全く違う。
一体、どーすれば……
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです!(突然の告白) 応援してます! お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ポチ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:二 | 作成日時:2023年1月15日 19時