悪役令嬢は疑う ページ20
アメリアside
グルッペン……
私が中学三年生だった頃に高校三年生だった高校の先輩で、兄と仲が良いと言うくらい。
それも、
あとはウツ・レイラー。多分前世でも会ったことがないと思う。なので皆目見当もつかない。
あくまで兄の友人なので私はあまり関わりがない人達だ。だから、私は確信を持てない。
そう考えながらも、私は教室に向かって早足で歩いている。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
教室の扉を開けた先には誰もいなかった。
一足遅かったか、今から玄関に向かったら……
『間に合うかな……』
gr｢何の話だ？｣
グルッペンが後ろから話しかけてきた。
『ﾋｭｯ……』
驚きすぎて呼吸の仕方を一瞬忘れてしまった。
まぁ、驚いても仕方ないだろう。先程まで考えていた人物が現れたんだから。
それに前世の兄の知り合いの可能性があると分かってから、攻略対象者に会うのは初めてだから緊張する。
gr｢どうかしたか？｣
『いえ、何でもありませんわ。皇子には関係ないことですので』
gr｢この国で起きたことに国の皇子である俺に関係無いなんてことがあるか？｣
『ｯ……ヒュプシュさんを探しておりますの。まさか、皇子に人探しをお願いするなんてことなんて出来ませんもの。お気遣いなく』
頼む、これで大人しく帰ってくれ。
gr｢人探しか……それは一体どんな用があるんだ？｣
やばいやばい、変な事言ってまたシナリオがおかしくならないようにしないと！
『これは私の私用なのでお気になさらず』
gr｢お前の私用なら俺の私用でもあるな。俺はお前の
ここで婚約者の名前を使うんじゃねぇっ！
あっぶな、まじで声に出そうだった……
『そうですか……実は先生にヒュプシュさんに落ちていたハンカチを返すように言われまして』
これなら、仲がいいように見えないし、先生に言われて仕方なく渡そうとしている感が出るんじゃない！？
gr｢なら俺が変わりに渡しておく｣
え、まずい……さっきのはもちろん嘘。なのでヒュプシュのハンカチなんて持ってない。
gr｢ん？どうした？｣
仕方ないっ……
『これです。よろしくお願いしますわ』
私は自分のハンカチを渡した。
皇子に別れの挨拶をし、私は帰路へ向かった。
しかし……もうグルッペンとそんなに仲が良かったなんて！
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地獄の番人 - 面白れぇじゃん・・・・すみません。とても面白かったです。 (2023年1月23日 20時) (
レス) @page22 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
漆紫-urushi-(プロフ) - 好きです！（突然の告白） 応援してます！ お気に入り失礼します((꜆ ˙꒳˙)꜆ﾎﾟﾁ (2023年1月22日 16時) (レス) @page22 id: 6098977d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二 | 作成日時：2023年1月15日 19時
