第１６話 ページ18
ー放課後ー
俺は、プリントと買ったゼリーを握りしめ、住所が書いてある場所へと向かった
井吹「えっと、この先か…？」
角を曲がって真っ直ぐ行く
井吹「着いた…」
表札にはちゃんと"加藤"と書かれていた
俺は、おもむろにチャイムを押した＿＿
ー貴方sideー
ピンポーン、と家の中にチャイムが鳴り響く
貴方「(そういえばさっき、母さん出ていったような気が…)」
兄も大学で今日は私しか居ない、これは行くしかないか……
重い体を起こしフラフラの状態で玄関に向かう
貴方「はい…どちら様で……って井吹くん？」
そこには、クラスメイトの井吹くんが立っていた
井吹「なっ、お前何で出てくんだよ病人だろうが！」
貴方「だ、大丈夫……ゲホッ」
井吹「大丈夫じゃ無さそうな顔してるな…」
正直、立って居るのが辛い状況だ嗚呼早く帰ってくれないかな…
井吹「俺が看病してやるから、お前の部屋教えてくれ」
本当に頭が回ってない、此奴は一体何を言っているんだ＿＿
貴方「だ、大丈夫だって…っきゃ！！」
井吹君に、抱えられた、これは姫抱きと言うやつか……？
井吹「落とされたくなかったら大人しく部屋を教える事だな」
貴方「うっ……卑怯だぞ……」
続く (更新停止中)
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作者名：のぼる | 作成日時：2020年1月18日 1時
