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朝教室に入るとザワザワと騒ぐ声が聞こえる。うるさいなと思いながらも自分の席に着いて授業の予習を始める。
｢益田くん、おはよう｣
声で浜崎さんだと分かり嬉しく思いながらもその姿を見ると騒いでいた理由がわかる。
｢おは、よう、えらく切ったな髪｣
｢うん｣
毛先をくるくるといじってはにかんでいる。短くなったからか表情が良く見えて何だか雰囲気も明るくなっている気がする。
クラスのあちこちから浜崎さん可愛いね、という声を聞いて俺の内心は穏やかじゃない。
｢どうして、切ったの？｣
｢似合ってない？｣
｢や、似合ってるけど…｣
｢好きな人を頑張ってみよっかな、って｣
この場に永田が居なくて良かった。絶対からかわれる。あと、童貞って絶対言われる。今はそんなこと考えている場合じゃない。
｢おっはよーん、萎れた益田クン｣
｢はよ｣
｢あ、永田くん話があるんだけど時間ある？｣
隣にいた浜崎さんから衝撃の発言が繰り出される。浜崎さんの好きな人って永田…？よりによって、あんな下ネタ野郎。確かに顔は良いし、運動もできる、面白い、女子にモテる、勝てるところが全くって言ってもいいほど見当たらない。
｢…まじかよ｣
机にうつ伏せして２人が教室から出ていくのを見つめる。永田は1度もこちらを見ようともしなかった。
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きるあ(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2017年12月8日 15時) (
レス) id: 66ce974704 (このIDを非表示/違反報告)
くとうてん(プロフ) - らいふさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです〜！これからも頑張ります！ (2017年11月26日 10時) (レス) id: 0d4d98a529 (このIDを非表示/違反報告)
らいふ - 凄く綺麗な文章だと思いました。 お話自体も面白くてキュンキュンしました。 更新、頑張って下さい。 (2017年11月26日 2時) (レス) id: 378f2d202e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くとうてん | 作成日時：2017年8月30日 10時
