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【A】




神威「え、すごい。A頭良いね」




A「いやー、自己最高点だよ」




私は神威くんに今日返されたテストの成績表を見せていた。
神威くんは感心したようで目を真ん丸にしていた。




神威「でも無事にテスト終わって良かった。A遅くまで図書館で勉強してたしね」




A「うん、ありがとう」




神威くんはまるで子どもをあやすようにいい子いい子〜、と言いながら頭を撫でてくれた。
若干むず痒い気がするも心の奥底ではかなり盛り上がってしまう。




神威「そうだ。日曜日出かけようよ。テスト頑張ったご褒美に何でも1日言うこと聞いてあげる^^」




A「え、なに。私の下僕になってくれんの?」




神威「言い方えげつな〜」




冗談だよ、と私は笑った。
ていうか番長を下僕にできる私は夜兎高の天下取れるんじゃね…?


言うこと聞いてあげるかぁ。
何を頼もう?
私はしばらく悩んだ。
そして思いついたプランは案外単純なもの。




A「日曜日は食べ歩きデートっていうのはどう?」




神威「あ、いいねぇ」




A「じゃ決まりね」




テスト終わりだし気楽に遊べそう。
頭の中は食べ物でいっぱいになった。
まあ少食な私はあまり食べられないけど余ったら全部神威くんが食べてくれるから心配いらないな。




神威「あり、阿伏兎から電話だ」




神威くんはスマホを取り出した。
そしてちょっとごめんね、と言って電話に出る。
すると馬鹿でかい阿伏兎さんの声が聞こえた。




阿伏兎『おい番長!!消火器どこに置いたんだ?!』




いや、どんな会話だよ。
てか何に消火器使うんだよ。
相変わらず夜兎高は未知すぎる。




神威「えー、覚えてないなぁ。それよりも今忙しいから邪魔しないでくれる?」




阿伏兎『何が忙しいだ!!今どこにいるんだ?!つか誰かいんのか?!』




神威「彼女と一緒にいるよ」




その瞬間思わず身体がビクッと跳ねた。
神威くんを見ると神威くんは舌を出して悪戯っぽく笑う。
私は顔に熱を帯びた。




阿伏兎『彼女だぁ?くだらん冗談はよせ』




神威「えー、ほんとだよー」




阿伏兎『"Aを彼女にするから他の女とは一切関わらねぇ"って言ってたのはどこのどいt────プツッ』




会話の途中で神威くんは電話を切った。
有り得ない言葉に私は神威くんを凝視する。




A「え?なに今の?」




神威「………さぁ?」




知らばっくれてももう遅いです神威くん。

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瑠々亜(プロフ) - literarymastertさん» コメントありがとうございます。更新頻度が遅れてしまって申し訳ないです(><)素敵なカップルを書けるよう頑張ります! (2018年10月1日 23時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
literarymastert(プロフ) - こういうカップル好きです!笑ニヤニヤしながら見てます!!更新頑張ってください!笑 (2018年10月1日 23時) (レス) id: 2fed73faab (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 蛍さん» コメントありがとうございます。ここ数日忙しくて更新めっちゃ遅れてますが、皆さんの温かいコメントを頼りに更新頑張ります! (2018年9月29日 14時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
- 神威くんと夢主ちゃんが可愛いすぎて辛いです!!更新大変だと思いますが頑張ってください!これからも応援してます^^ (2018年9月26日 20時) (レス) id: e7281059f9 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - ティアーさん» コメントありがとうございます。もう高評価して頂けただけでも大満足です(T_T)ご期待に添えるような作品になるよう更新頑張ります! (2018年9月25日 13時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2018年9月12日 20時

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