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【A】




どうしてこんなことになってしまったんだろう…
金輪際私と関わるな?
総ちゃんは横暴もいいところだ。




A「総ちゃん、勝手なこと言わないで。私のことでしょ?ほっといてよ」




これは全力で抗議するべきだ。
てゆーか噂如きで私と神威くんの仲を壊されてたまるか。
私は総ちゃんの胸を押して離れた。


総ちゃんをきつく睨むも、総ちゃんに睨まれると圧倒されてしまう。
いや負けんな私。




沖田「A、てめぇはあいつのこと良く知ってんのか?」




A「少なくとも総ちゃんよりは知ってるよ…」




沖田「んじゃあいつが今まで何をやってきたか分かってんだな」




私は視線を神威くんに移した。
神威くんは先程よりは穏やかな顔をしている。
そして、私と目が合うと力無く笑った。


弱々しいその笑顔に、私の胸が締め付けられる。
神威くんが今まで何をやってきたか?
少なくとも神威くんは────────




A「私が一番辛い時、慰めてくれたよ。それにたくさん遊んで、隣で一緒に笑ってくれた」




それが私にとっての神威くんだ。
神威くんが裏で何をやっていようが知ったこっちゃない。




神威「A」




神威くんはとても優しい声で私の名前を呼んでくれた。
神威くんの瞳の奥が微かに潤んだように見えるのは気のせいだっただろうか。





神威「…ありがとう」





その瞬間に改めて確信した。
────────やっぱり、私は神威くんが好きだ。





沖田「………はぁ」





後ろから総ちゃんのふっかーーーいため息が聞こえた。
あ、このため息知ってるぞ…
これガチギレの時やんけ。


振り向けない。
絶対振り向いちゃいけない。
するとその時、総ちゃんじゃない別の声がした。




神楽「なんでここにいるアルか?」




え、神楽ちゃん?
私は振り返った。
そこには怖い顔をしてこっちを見る神楽ちゃんがいた。
そしてその目線の先はやっぱり私ではなく神威くんだった。




神威「あーあ、今度はお前のおでましかぁ」




神威くんは神楽ちゃんを知っているかのような口ぶりだった。
どういう関係なんだろう。




神楽「お前、Aに手出してたアルな。どういうつもりネ」




……あ、わかった。
これは神楽ちゃん元カノパターンだ。
え、ってことは今めっちゃ修羅場じゃん。

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瑠々亜(プロフ) - literarymastertさん» コメントありがとうございます。更新頻度が遅れてしまって申し訳ないです(><)素敵なカップルを書けるよう頑張ります! (2018年10月1日 23時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
literarymastert(プロフ) - こういうカップル好きです!笑ニヤニヤしながら見てます!!更新頑張ってください!笑 (2018年10月1日 23時) (レス) id: 2fed73faab (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 蛍さん» コメントありがとうございます。ここ数日忙しくて更新めっちゃ遅れてますが、皆さんの温かいコメントを頼りに更新頑張ります! (2018年9月29日 14時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
- 神威くんと夢主ちゃんが可愛いすぎて辛いです!!更新大変だと思いますが頑張ってください!これからも応援してます^^ (2018年9月26日 20時) (レス) id: e7281059f9 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - ティアーさん» コメントありがとうございます。もう高評価して頂けただけでも大満足です(T_T)ご期待に添えるような作品になるよう更新頑張ります! (2018年9月25日 13時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2018年9月12日 20時

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