【黒バス】依存 × 溺愛 Part 3

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……どうしよう

やっぱり祥吾に聞くのはやめた方が良いかな

…でも、他に聞くって……誰に聞くんだ……

………


灰「……A？おい、」

貴「あ、え？ぐっ、い゛っった……」


考え事をしながらぼーっと歩いていたせいか、迫っていた柱に衝突した

………痛い…


灰「だ、大丈夫か？」

貴「大丈夫……。それにしても痛い…顔面が潰れるかと思った…」

灰「あれだけ考え事は程々にしろって言ったのに」

貴「ごめん…」

灰「何をそんなに考えてたんだよ」

貴「………あー…いや、」


………言ってしまおうか

もしかしたら答えてくれるかもしれない


貴「あの…、」

灰「…ん？」

貴「っ………やっぱいいや、何でもない」

灰「は？あ、おい」

貴「早く帰ろ。お腹減ったし」

灰「……何食いたい？」

貴「えー、何がいいかな。あ、オムライス」

灰「この前食ってたじゃん」

貴「祥吾のが食いたい」

灰「お前も飽きねぇよな」

貴「美味しいからね」


………今はまだ…聞かないでおこう

怖い、から

この関係がどこかおかしかなってしまうんじゃないかって思うと、すごく怖い

そんなのは嫌だ

今は祥吾だけを信じて、過ごそう

忘れることはできないけど、あのことは一旦置いといて…それで、うん………そうすれば平気だから…

あんまり考えないようにしよう

だって祥吾があそこまで隠そうとしてることだから、きっと思い出して良いことはない

ひとまず置いておくだけ

あとからまた考えよう

…………思い出すのが、怖い


灰「………A」

貴「あ…な、なに？」

灰「具合悪いのか？」

貴「え、いや…別に……何で？」

灰「顔色が悪い」

貴「大丈夫だよ、今は元気だから」

灰「本当か？…嘘、つくなよ？」

貴「……うん、嘘じゃないよ」


…うそつき

嘘をついてるのは祥吾の方なのに

………なんて、ね


貴「今日さぁ、部活休みだったじゃん」

灰「そうだな」

貴「明日は普通に大学休みじゃん」

灰「お前はな？俺は講義あるっつーの」

貴「……ねえ、抱いてよ」

灰「…聞いてたか？俺、講義あんの」

貴「1回だけでいいよ」

灰「……1回で止まれねぇ」

貴「それは私が嬉しいだけ」

灰「何で今日はそんなに…」

貴「気分なんだよ。ねー、良いじゃん」

灰「…分かったよ、飯食ったらな」

貴「やった。大好き、祥吾」

灰「はいはい、俺も好きだよ」

ーー

話数がいっぱいになったので続編へ移行します！

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