【黒バス】依存 × 溺愛 Part 3

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灰崎視点

………


「まったく、お前たちは何を考えているんだ！」


…まあ結局、教師たちに見つかって今は職員室で説教を喰らっている

あの時、キスしようとしたら入ってくるんだもんな

空気読めよ、マジで


「佐伯！どうして叩いた！」

貴「…嫌なことを言われたので」

「………腹が立つ気持ちは分かるが、暴力はいかんだろう。ましてや女子のお前が…」

貴「…センセー、言葉の暴力って知ってます？言葉で殴られたんで物理的に殴り返したんですよ。あと、それセクハラなんですけど」

「言葉と物理では違うだろうが！何がセクハラだ、やかましい！」


ウワー、出た出た

自分から言っといて揚げ足取られたらキレんのな

あー、面倒くせーなこれ


貴「……はぁ…センセーさぁ、そうやって言葉が軽いと思ってちゃダメだよ？言葉も結構刺さるデショ？今のセクハラの指摘みたいに」

「お前はまったく反省していないようだな？敬語はどうした、敬語は」

貴「あー、スミマセン。してますよ、反省。反省文は何枚書けば良いんですか？」

「…俺が言っているのはそういうところだ佐伯！なめるのも大概に、」

灰「サーセン、授業戻らないといけないんすけど今回はお咎めなしなんすか？帰って良い？」


詰め寄られているAと、教師の間に入る

顔が近ぇんだよハゲ

それに俺は背が高くて顔も怖ぇからちょっと睨んだだけで黙ってくれるし


灰「…アレ？答えてくんねーの？つーかアイツらは？」

「…アイツら？」

灰「Aに殴られた奴ら。アイツらには説教しねーの？」

「あ、ああ…えっと…」

灰「…しなかったんすか？へえ？」

「アイツらはしっかり反省していたようだったから必要を感じなかっただけで」

灰「ふうん？まあアイツらが何のお咎めもないなら俺らもなしで良くね？」

貴「私達だけってのは不公平だし」

「な…灰崎はともかく、佐伯！お前は」

貴「贔屓は良くないと思いますよ」

「ぐっ…じゃあもういい！2人とも！罰として体育倉庫の掃除だ！」

灰「はぁ？」

貴「何で私達だけ」

「手を出したお前が悪い！そして一緒に逃げたお前も悪い！今日の放課後に掃除をしてから帰れ！」

貴「げえ〜」

灰「部活あるんでぇ」

「今日は体育館を使う部活は全て休みだ」

灰「チッ」


…こうして俺たちは体育倉庫の掃除をすることになった

どうしてよりにもよって体育倉庫なのか

……でもAが片付けたらしいし、手間は減るんじゃねぇか？

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