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あの一件以来、八重樫は必要以上に私に絡まなくなった
……まあ喧しくなくて嬉しいけど、急に大人しくなられるとそれはそれで困る
多分祥吾が何かしたんだろうけど
…それにして八重樫の言っていたことって、何なんだろう
私……やっぱり、何かしてしまったんだろうか
でもそれなら覚えてるよな…
祥吾に聞いても知らないしか言わないし…
モヤモヤする
頭の中、気持ち悪い
祥吾の必死さも…気になる…
灰「おい、A」
貴「え…あ、なに?」
灰「俺の話聞いてたか?」
貴「あ、ご、ごめん聞いてなかった…」
灰「…考え事か?」
貴「……うん、ちょっと」
灰「あまり考え過ぎるのも良くないぞ」
貴「分かってるんだけどさ…っていうか、祥吾の話って?」
灰「ああ…進路っつーか、卒業したらの話なんだけど」
貴「うん」
灰「2人で住むって話だったろ?どの辺にする?」
貴「あ、そうか…そういうのも考えないといけないんだな…。やっぱり大学に近いところとか、駅の近くが良いよな」
灰「だよなぁ…あと近くに店あるとこな」
貴「そうだね、買い物行かないといけないし」
灰「やっぱ何でも面倒なことはあるな」
貴「仕方ないよ、新しいことをするんだから」
灰「……お前さ、トレーナーって専属だろ?誰の?」
貴「え…っと、まあ…専属でつきたいけど…出来れば祥吾かな…」
灰「俺?」
貴「で、でも無理になることはないからな!私の希望であって強制じゃないから…祥吾のやりたいようにやれば良いから!」
灰「……ふ、まあその通りだな。安心しろよ、今までお前に合わせて自分のこと決めたりしてねぇから」
貴「…ちゃんとバスケ選手にならないならそう言って……」
灰「ああ、言う。気が変わったらな。スカウトまでされたし、このまま選手も悪くねー気がしてるだけ」
貴「ん…祥吾は好きなことしていいんだよ」
灰「当たり前だ。…お前もな」
貴「もちろん、それは分かってる」
灰「バスケ選手にならなかった時用に、俺もどこの学部に入るか決めとかねぇと」
貴「祥吾でもついていけるところがあれば良いな」
灰「うっせ、授業サボらなきゃ俺もできんだよ」
貴「はは、よく言うよ」
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碧夜叉 - Ωさん» そう言って頂けてとても嬉しいです!嫌われ役は大切だと思いますし、私はそんな彼だからこそ推しになったのかもしれません!これからも応援よろしくお願い致します! (2019年4月17日 7時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
Ω - ここの灰崎愛されてて嬉しい (原作者は灰崎は黒バスファンに嫌われろって思って書いたって言ったの見たことあったし) ありがとうございますここの作者さんと灰崎信者 (2019年4月16日 17時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんに可愛いと言って頂けて光栄です! (2019年4月11日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高に可愛い祥吾様 (2019年4月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月12日 1時