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灰崎視点
貴「…あれ、祥吾。どこ行ってたの」
灰「あー？別に？」
貴「あ、また誰かに告られたとか？」
灰「まあそんなとこ」
貴「ちゃんと断った？」
灰「ああ」
そう言えば、偉い、と俺の頭を撫でるA
ごめんな、今は嘘をつかせてくれ
お前は知る必要のないことだから
貴「……また手の皮擦りむいてる。告られたんじゃなくて殴ってきたな？」
灰「…おう」
貴「バレる嘘つくなよ…まあいいや、帰ろう？」
灰「そうだな」
貴「…あ、そういえば今日は八重樫に会ってないな」
灰「………気に入ったのかよ」
貴「そういうわけじゃなくて…。昨日のこと、言っておかないとと思ってさ」
灰「ああ、それなら俺が言ったからいいだろ。お前はもう関わるな」
貴「…ん、そうだね」
ぎゅ、と俺の手をAが握る
その手は少しだけ震えていて、Aにとってあの出来事は怖い出来事だったのだとすぐにわかる
まあそりゃそうだ
後輩に部屋に押入られて迫られて挙げ句の果てに記憶にないことを言われるんだから
………あのとき俺が部屋に行かなかったらと怖くなる
Aがあのまま襲われてたかもしれない
…そんなことになったら、一発殴るくらいじゃ終わらせないけどな
灰「…俺の目の届くところにいろよ」
貴「………そうするから、目ぇ離さないで」
灰「おう」
………お前は何も思い出さなくて良い
そのままで良いんだ
あれは仕方のないことだし、お前は悪くない
だから、お前は思い出すな
一生、思い出さないで生きてくれ
貴「…祥吾？」
灰「……あ？」
貴「…いや、顔怖かったから」
灰「少し考え事してた」
貴「そっか…まあ良いけど」
灰「…A、あれから大丈夫か？頭痛いとか、そういうの」
貴「それは…うん、大丈夫。ちゃんと薬も飲んでるから」
灰「それなら良いんだけどよ…もし何かあったら絶対言え」
貴「…うん」
灰「ああ、それから…今度病院だから忘れんな」
貴「……私忘れるから、迎えに来て」
灰「…そうだな」
貴「また薬増えるかな？」
灰「どうだろうな…増えないと良いけど、お前の身体次第だ」
貴「やっぱりそうか…気をつけてはいるんだけど」
灰「まあでも、薬飲めば治るからまだ良いじゃねぇか」
貴「確かにね」
………いつまでこれが通じるかだな
Aは信じてるっぽいけど、今後何が起こるかわかんねーし
…気をつけておかねぇと
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碧夜叉 - Ωさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！嫌われ役は大切だと思いますし、私はそんな彼だからこそ推しになったのかもしれません！これからも応援よろしくお願い致します！ (2019年4月17日 7時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
Ω - ここの灰崎愛されてて嬉しい (原作者は灰崎は黒バスファンに嫌われろって思って書いたって言ったの見たことあったし) ありがとうございますここの作者さんと灰崎信者 (2019年4月16日 17時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんに可愛いと言って頂けて光栄です！ (2019年4月11日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高に可愛い祥吾様 (2019年4月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2019年3月12日 1時
