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灰「お前がシーツ掴んだら抱きしめるのに面倒だろ」

貴「は…」


平気な顔でそんなことを言う祥吾に、私の顔は真っ赤になった

信じられない、こんなところで何でそういうこと言うんだよ


貴「そういうこと言うなら、せめて部屋にして」

灰「何で?部屋ならなんか変わんの?」

貴「…多少サービスしてやらないこともない」

灰「はっ⁈マジ⁈今度から言うわ」

貴「そうじゃない、私は不意打ちがいいんだ」

灰「何でだよ…一緒だろ」

貴「お前だって私にわざとらしく誘われるより無意識の方が良いだろ」

灰「………どっちもそそるから別に」

貴「…マジでお前……そういうとこ」

灰「嫌い?」

貴「……好き。いいから早く練習に戻れよ、もう休憩終わるぞ」

灰「おー」


祥吾のタオルを預かったまま、祥吾を練習へ送り出す

何故か一旦、祥吾が立ち止まった

ちらりと見えたのは八重樫だった


司「………」


一瞬だけど、祥吾と衝突しそうな雰囲気をまとっていたがすぐ私に向き直る

いつもの人懐こい笑顔を浮かべて


司「先輩!休憩終わったんですけど、タオルはもう洗濯機で良いですかね?」

貴「あ、ああ…いいと思う。もう洗濯機回しても良いくらいかも」

司「おっけーっす!回しますね!」


たたっと洗濯機の方へ走っていった

…元気だけど、なんか様子変だな

……まあいいか、私には関係ない

あ、祥吾のタオル…洗濯してって渡すの忘れた

私は八重樫を追いかけて洗濯場へ行く


貴「八重樫」

司「あれ?A先輩」

貴「あ、もう洗濯機回した?」

司「今回すとこっす!」

貴「良かった、これも追加な」

司「はーい」


ぽいっと中にタオルを放って、洗濯機を回してもらう

さて、戻るか。と言ったところででじぃっと八重樫に見つめられた


貴「…ど、どうした?」

司「……先輩って、やっぱり灰崎先輩とそういうことするんすか?」

貴「そういうことって?」

司「んーと、夜の営み?」

貴「そういうこと聞くのは野暮だって知らないのか?」

司「も〜、本当掴み所なさすぎ!照れるとかしてくださいよ!」

貴「何でお前相手に…」

司「可愛い顔が見たいからっす」

貴「あー、はいはい。分かったから戻るぞ」

司「先輩ってばケチなんだから」

貴「ケチでいいよ、ほら戻ろう」

司「はぁい」


私は八重樫を連れて体育館へ戻る

本当、ああいうことを聞くのは野暮だろ

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碧夜叉 - Ωさん» そう言って頂けてとても嬉しいです!嫌われ役は大切だと思いますし、私はそんな彼だからこそ推しになったのかもしれません!これからも応援よろしくお願い致します! (2019年4月17日 7時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
Ω - ここの灰崎愛されてて嬉しい (原作者は灰崎は黒バスファンに嫌われろって思って書いたって言ったの見たことあったし) ありがとうございますここの作者さんと灰崎信者 (2019年4月16日 17時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんに可愛いと言って頂けて光栄です! (2019年4月11日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高に可愛い祥吾様 (2019年4月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月12日 1時

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