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…戻ってきたものの、気まずい
なぜか分からないが、祥吾と1年の女の方のマネが話している
………あ、祥吾が気づいた
灰「はぁ…じゃあ俺、Aのとこ行くから」
「え!何でですか!」
灰「オメーに用はねぇよ」
「ひどーい!じゃあ部活で会いましょうね!また!」
灰「………A、屋上行くぞ」
貴「え、あ、うん」
私はそのまま祥吾に屋上へ連れて行かれた
祥吾が座って足を開き、間に座れと指をさす
指示通りに座ると、後ろから抱きすくめられた
貴「……どうした」
灰「アイツしつけぇ」
貴「ああ、あれ何で教室にいたの?」
灰「『祥吾先輩と話したかったんです♡』だとよ」
貴「それだけ?」
灰「おう」
貴「それだけのために一人で3年の教室に来れるのすごいな」
灰「…感心してんなよ、自分の恋人が狙われてるのに」
貴「靡く心配はしてない」
灰「……どうすんの、身体だけの付き合いとかし始めたら」
貴「付き合わないならそれでも良いよ」
灰「付き合うのは?」
貴「ダメ」
灰「ふうん?」
貴「ていうか、私も狙われてるしさっき絡まれたんだけど」
灰「はァ?マジで?」
貴「一階って1年の教室もあるじゃん」
灰「…一緒に行けばよかったわ」
貴「めちゃくちゃ言い寄られたんだからな」
灰「ちゃんと断ってきたか?」
貴「当たり前だろ…断らなかったら怒るくせに」
灰「だってお前は俺のだし」
貴「ン…」
ぐい、と後ろを向かされてキスをされる
一回、軽く触れただけのキスには独占欲が滲んでいた
貴「…あのマネに盗られたらどうする?」
灰「バァカ、人のモン奪うのは俺の専売特許だろうが」
貴「ふふ、じゃあ奪い返してね」
灰「当たり前だ。ただ、Aに手を出して俺から取ったとなると奪い返すだけじゃ足りねぇよな」
貴「暴力沙汰は後々響くよ」
灰「暴力沙汰にしなけりゃ良いんだろ?そんなの黙らせるに決まってんじゃん」
貴「あはっ、怖い先輩」
灰「お前に手を出さなきゃ良かったって、後悔させてやるわ」
貴「そんなに心配しなくても私は祥吾から離れないよ」
灰「知ってる。けど、何があるかわかんねーから」
貴「お前もな。まあ、もしあの女に持って行かれても取り返せる自信はあるけど」
そう言うと、ぎゅうっと強く抱きしめられて首筋に顔を埋められる
…あ、ちょっと照れてる?
可愛い…
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碧夜叉 - Ωさん» そう言って頂けてとても嬉しいです!嫌われ役は大切だと思いますし、私はそんな彼だからこそ推しになったのかもしれません!これからも応援よろしくお願い致します! (2019年4月17日 7時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
Ω - ここの灰崎愛されてて嬉しい (原作者は灰崎は黒バスファンに嫌われろって思って書いたって言ったの見たことあったし) ありがとうございますここの作者さんと灰崎信者 (2019年4月16日 17時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんに可愛いと言って頂けて光栄です! (2019年4月11日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高に可愛い祥吾様 (2019年4月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月12日 1時