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それからしばらくして、私たちはまた1つ学年が上がった

もう3年生だ

早いもんだよなぁ

祥吾が進級出来て良かった


貴「………ていうか、中学からずっと同じクラスだね」

灰「…俺が教師を脅してそうさせてるっつったらどうする?」

貴「え、」


驚いて思わずじっと祥吾を見る

すると、ふはっ、と祥吾が吹き出した


灰「バーカ、嘘だっつの」

貴「…驚かせんなよ」

灰「悪ぃ」

貴「お前ならやりかねないんだよな…」

灰「さすがにやんねーよ」

貴「そうかぁ?」

灰「ああ」

貴「あ、てかさぁ、今度は2人入ったじゃん」

灰「何が」

貴「マネージャー」

灰「あー、まあな。しかもご丁寧に男女1人ずつ」

貴「そうそう。男子の方に早速アピられてて困ってる、わりと」

灰「俺も女の方からの視線がうざくて困ってるわ」

貴「今回は辞められないようにしないとな」

灰「俺らが付き合ってるって言った?」

貴「言った」

灰「じゃあ大丈夫だろ」

貴「いや、言ったのに先輩にアピってくる後輩は中々ヤバい」

灰「………確かにな」

貴「この前、『灰崎先輩とは何処にデートへ行くんですか?』って聞かれた」

灰「何て答えた?」

貴「デートらしいデートは久しくしてないって答えたら私たちの仲が冷え切ってると勘違いしたのか少し喜んでた」

灰「あっは、ちゃんと説明しろよ」

貴「だってデートはしてなくない?基本的に部屋にいるとか…コンビニ行くくらい」

灰「まあ確かにな。思ったよりも外に出かけてねぇかもしんねぇ」

貴「じゃあ今度どっか行く?映画館とか水族館とか」

灰「ホテル行こうぜ」

貴「これだもんな…それなら部屋で良いだろ」

灰「結局3年間バレずに過ごせそうだしな」

貴「ちょっと危ない時はあったぞ」

灰「でもバレてねーし、セーフだろ」

貴「まあな」


部屋でそういうことをして見つかった場合は退寮と言われていたが、何とか見つからずに過ごしてきた

さすがに最中に部屋への訪問があった時はどうしようかと思ったけど


貴「…そういや、進路決めた?」

灰「いや、まだ」

貴「そっか〜〜…」

灰「…お前は決まってんの?」

貴「んっとね、バスケ選手のトレーナーが候補」

灰「トレーナー?お前が?」

貴「トレーニング指導したりとかの方がマネより性に合ってる気がして。楽しそうだし」

灰「ふーん…じゃあ進学か」

貴「そうそう、大学か専門かな」

灰「何か…ちゃんと考えてんだな」

貴「そりゃあね」

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碧夜叉 - Ωさん» そう言って頂けてとても嬉しいです!嫌われ役は大切だと思いますし、私はそんな彼だからこそ推しになったのかもしれません!これからも応援よろしくお願い致します! (2019年4月17日 7時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
Ω - ここの灰崎愛されてて嬉しい (原作者は灰崎は黒バスファンに嫌われろって思って書いたって言ったの見たことあったし) ありがとうございますここの作者さんと灰崎信者 (2019年4月16日 17時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんに可愛いと言って頂けて光栄です! (2019年4月11日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高に可愛い祥吾様 (2019年4月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月12日 1時

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