昔昔 ページ1
ここは、来月開業予定の武装探偵社事務所
和装の男は書類と睨めっこ
若い男はソファで昼ね
そしてもう一人
白色の着物を着こなした黒髪の美人
その手にはタオルケットが一枚広げられていた
それは、ソファでこの忙しいなか呑気に寝ている
江戸川乱歩へかけるものだった
和装の男__この探偵社の社長となる人物
福沢諭吉が一際大きなため息をもらし
福「すまぬな、A
全く乱歩も今日は寝るか食べるしかしてないではないか」
書類から目を離した福沢は、呑気に寝息まで立て始めた
乱歩に、一睨みしてからもう一度大きなため息をこぼした
主「まぁいいじゃありませんか、
昨日は探偵の依頼で一日中働いていたんですから。」
それに、と和服を着た女_篠崎Aが
「乱歩さんが、書類整理に書類への記述なんて
するはずありませんから」
と少し笑みをこぼしながら言った
彼女のその声は人を落ち着かせ、
心の真にまで透き通る
美しい声
福「それはそうなのだが・・・
乱歩をこのままにしておいていいものか」
また、深く考えを巡らそううとする福沢にを
主「そろそろ、諭吉さんも一休み、しませんか?」
と、なんとか現実にとどめた
そして、多忙ながらも楽しい日々は
探偵社始動の3日前篠崎Aが姿を消したことから
終わってしまった____
その3日後には探偵社が始動し
また、新たな楽しい日々が始まったのであった____
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作者名:ほわ | 作成日時:2016年9月20日 17時