推しのためなら私頑張るわ。2

46話邪魔 ページ5

A「どうもAで〜す！よろしくね♡」

クラス女子「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」

う、うるさ…

何この声

男子「まじかよ…イケメンかよクソ」

男子「イケメンと言うより可愛い男って感じだな」

男子「女子っぽい顔つきだな…イケるかも」

男子「マジかよww(俺も)」

先生「はーい静かにー。…Aは吉野の前の席で」

先生が順平くんを指さした席に私は順平くんの前の席に座った

A「順平くんよろしくね♡」

順平「あっ！うん…よろしく(照)」

A「早川くんもよろしくね」

早川「あーよろしく〜」

私達は学校ホームルームを終わらせ

次の授業を待つ時

A「ねぇ、順平く…あれ？」

順平くんは席にはもういなかった

すると沢山の人が私に話しかけてきた

「ねぇねぇ!!彼女いる？！前の学校とかでいたかな？！」

「お肌綺麗〜ねぇねぇ！どんな化粧水使ってるのか教えてよ！」

「LINE教えて〜」

何人の人達が私に質問をする。

うるさい

うるさい

うるさい

邪魔

A「ごめんね、後で話そ〜」

私は席を離れ順平くんを探した

もう、離れたくない

死なせない

ずっと…ずっとずっと一緒にいるんだ

私はトイレの方に行きすすり泣く声が聞こえる扉の方へ向かった。

順平くんだ

A「順平くん〜！どうしたの？どこか痛い所あった？…大丈夫？」

びっくりした呼吸でティッシュで鼻をかんだ様子だった

順平「大丈夫…ごめん先教室戻っておいて」

あれ

こんな事前は無かったぞ

なんだ

何か悪寒が…

ダメだこのまま帰ったら何かありそうな気がする

A「えー。順平くんが居ないとつまんなーい」

順平「Aは初日にあんなに囲まれてるからつまらなくはないでしょ」

怒ったような口ぶりだった。

A「本当だよ、なんでだと思う？」

いや、なんでだよ！

私なんでだよ！

順平「なんで？」

ほら、予想どうりの回答ありがとうございます！

A「…なんでって、」

考えろ

自分が切り出したんだぞ

A「最初の友達だし、1番最初の友達はもう大切にした方が良いって…」

順平「…友達？」

おっ食らいついた

A「そう、友達！」

そう言うと鍵がガチャンと開く音が聞こえた

その姿を見ると涙で髪が濡れて

涙でぐちゃぐちゃな顔の順平くんが出てきた

A「え、ま、本当に大丈夫？！」

私はびっくりして順平くんを抱きしめてしまった。

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