東海昔ばなし 34 ページ31
Aside。
.
そうだ。
「許嫁…」
あまりにも現実味が無くて漠然とした存在だったからこそ、
なんとなく私の知らない人のような気がしていたけどめちゃめちゃ知り合いだ。
りえこ「あ、その話聞いた？
間に受けんでいいよ
半分冗談みたいなもんだげ。
Aちゃんみたいな素敵な子のお相手に太紀は役不足やんね」
「そんなことないです！」
つい大きな声を出してしまって、りえこさんは目を丸くして驚いている。
りえこさんと話していて、ざわくんの優しさはりえこさん譲りなんだなってすごく思った。
でもきっと2人とも不器用で、言葉が全然足りてない。
だからすれ違って関係が拗れて、そしてお互い意地を張っているんだ。
確かあれはガスト勉強会第二回の帰り道。
ざわくんが、「僕 親に嫌われてるから」とまるでなんとも思ってないみたいにケロリとそう言ってたけど
深夜の真っ暗な道にぼんやり浮かぶ街灯の明かりが照らすざわくんの顔は
どこか寂しそうに見えた。
「ざわくんは賢いし、優しいし、真面目だしっ、
こんな私のことも、兄のことだってすごく可愛がってくれて！
今日も、助けてくれて…
ざわくんは、十分素敵ですっ……」
ざわくんは息をするように頑張る人なのに
それがお母さんに伝わっていないのが悲しくて、悔しくて、
つい感情的になって終いには泣いてしまった。
「ごめんなさい………」
りえこ「…ううん、太紀のことちゃんと見ててくれてありがとう
ほんとは私が見とかんとダメなのにねぇ…
あの子私のこと嫌いだから」
「それざわくんも言ってた…」
りえこ「え？」
「ざわくんも、'"親に嫌われてるから"って」
りえこ「えぇ？なんで？」
眉間にシワを寄せて意味が分からないという顔。
言葉が足りなすぎる…
涙も引っ込むわ！
「似た者親子…」
りえこ「なんそれ！」
「もっと話をしたほうがいいです！
絶対ざわくん私が許嫁ってことも知らないんでしょ！」
りえこ「まず許嫁がいることすら知らんのやない？」
許嫁って半分冗談だとしても割とおっきい話よ？
ジトッとした視線を向けるとりえこさんは、だって〜…と眉を下げた。
この日からりえこさんは息子の近況を聞くために私にちょこちょこ連絡してくれるようになった。
そりゃあ…仲良くもなるよね？って話。
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サ(プロフ) - わざわざ返信ありがとうございます！かしこまりました！なごみさんの妄想すごく好きです(*_*) (2019年4月1日 0時) (
レス) id: bb7639fd94 (このIDを非表示/違反報告)
なごみ(プロフ) - サさん» お手数おかけ致しますが、本日�イ鮃洪靴靴泙靴燭里任修舛蕕旅気┝爾�らご確認頂けたらと思います！ (2019年4月1日 0時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
サ(プロフ) - パスワードが知りたいです！！！ (2019年3月31日 20時) (レス) id: bb7639fd94 (このIDを非表示/違反報告)
なごみ(プロフ) - ひつじさん» すみません！まだ移行先の準備が整っておらず非公開にしております（ ; ; ） (2019年3月23日 22時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - 早く続きを読みたいですけど、最後の方に小説の続きへがないんです！調べてもでてこない( ；∀；) (2019年3月23日 21時) (レス) id: 1dbee5b6e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編
| 作成日時：2019年2月7日 23時
