バカップル→撮影開始 ページ28
「智、ごめんねー。
1人にしちゃ…(チュッ………
「ふっ…うぅん…ふふん…///」
突然、彼の深いキスが私の口を封じた
舌同士が絡み合い、甘い声が出そうになる
彼のワザに一気に周りが見えなくなり、口内が彼の舌に支配されていく
互いに息が苦しくなると唇は離れた
智「はぁ…はぁ…。
もうーずっとニノばっかなんだから…。」
「だからごめんって…って、ニノ！？」
私が2人の方を見ると呆れた様に私達を見ているニノと反対に顔を手で覆って照れている桜花が見えた
和「貴方達…したいなら家でやりなさいよ。
私達なら大丈夫ですから。」
「こっこれは智が…。」
智「んふふふふぅーん♪
どうだ！！羨ましいだろー和ー♪」
和「貴方達、本当…絵に書いた様なバカップルですねー。
桜花さんが困ってんでしょうよ。」
「バカップルじゃないやい！！
でも桜花には悪い事したね…。
ごめん…。」
桜「わっ私なら大丈夫だよお姉ちゃん…。
だから気にしないで！！」
「本当に良い子だねー。
お姉ちゃん…桜花の事、大好きだー！！」
なんて…
この時は思っていた
でも簡単に人は中身を取り替える事が出来る
恨み、妬み、嫉妬…
闇の感情が心に芽生えた時、人は新たな性格を生み出す
私の犯した罪が彼女を変えた…
でも、その感情が芽生えるのはもう少し先の話…
この日はただひたすら大好きな彼氏と初恋の人と義妹とで楽しく飲み明かした
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あの顔合わせから1週間後…
遂に撮影が始まったらしい
私は2人のご好意に甘えて撮影現場にお邪魔する事に…
彼も着いてくるとは言ったけど、あいにく今日は仕事で来る事はなかった
「桜花ー！！ニノー！！
差し入れー！！」
その声に気が付いたのはニノだった
和「ありがとう御座います。
ところでオジさんは？」
「智なら仕事で来れないってさ。
これ、スイーツなんだけど甘さ控えめだから甘いの苦手なニノでも食べやすいと思う。
あっ！！
撮影は順調？」
和「そうなんですね。
そこまで考えて持ってきてくれるなんて流石、大野さんの奥さんですね。
撮影なら順調ですよ。」
「奥さんだなんて気が早いよ！！
まぁ…初恋の人だもん。
好き嫌いぐらいは覚えてますよ。
でも撮影順調なら安心しました。
で…桜花とはどんな感じなの？」
と、私はニノの脇腹を軽く突く
和「初恋ってそんな特別なもんなんですかねー。
まぁ…桜花さんとは上手くやってますよ。」
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作者名：和也☆章大☆忠義Love | 作成日時：2017年10月11日 23時
