12本 ページ13
「零、すまない明後日まで帰ってくるのが夜遅くなる。ご飯の材料とか買ってあるし、お金もここに置いておく。…1人で大丈夫か?」
「うん。大丈夫。仕事頑張ってな」
「 あぁ。自由に部屋を使ってくれ。じゃあ行ってくる」
「行ってらっしゃい」
零は少し寂しい気持ちを抑えAを見送った。
「あ、Aさんおはようございます!」
「あぁ。おはよう。おい、下崎そんなにかしこまることなんてないといつも言ってるだろう」
「いえ、普通のことですから。あと、Aさん上から資料が送られてきています。明日までに提出するようにとの事です。」
「わかった。下崎はこれを。あと部下たちにこれを渡しておいてくれ。」
「わかりました。それとAさん休暇は銅でした?」
「子供を拾った」
「え?」
「子供を拾った。」
「どういう経緯で拾ったんですか?」
「まぁ色々あってな。昔の私と同じ状況に置かれてた子供だ。身よりもなくてな。」
「なるほど。でも気をつけてくださいね。」
「わかっている。」
「では。」
書類仕事
Aは慣れた手つきですごい量の資料をパソコンに入力していく。
3時間くらい経った時プライベート用ではない方のスマホの着信
Aは1つ溜息をつき電話のため部屋を出ていくのだった
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作者名:夢現ノ支配人 | 作成日時:2020年4月2日 21時