君の心は難問過ぎる！

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(A視点)




QuizKnockのみなさんは、ぽっと出の私を優しく迎え入れて下さった。

「こ、こんにちは！清水Aです！よろしくお願いします…！」

「僕はプロデューサーをやってる福良です。よろしくね。」
「ライターの河村です。」
「同じくライターの山本です！」
「ナイスガイの須貝です！！」


「そして俺が編集長の伊沢です！これからよろしく！」







LINEでQuizKnockに誘われて了承したあの日から暫く経ち、私はQuizKnockの部屋を訪れることになった。

最初の頃は緊張しすぎてしどろもどろになってしまったが、帰る頃にはすっかりリラックスして談笑することが出来たと思う。

(記事を書くのは大変そうだけど、みなさんと一緒なら頑張れそう。)
(山本さんは以前からクイズ研究会で一緒だし、福良さんは優しいし、須貝さん明るくて話しやすいし。河村さんは美人過ぎてちょっと気圧されちゃうけど… 話してみると案外親しみやすいな。)



でも、伊沢さんとは、なかなか緊張せずに話すことは難しい。

(だって、ずっと好きだった憧れの人と対面して、顔を見て話すなんて……！！)

この緊張感が伝わってしまったのか、そろそろ帰ろうかと思った矢先、福良さんや須貝さんに告げられた。

「2人で夜ご飯でも食べてきなよー。」

「伊沢さんが奢ってくれるって！」

「そんなこと一言も…………いや、行くなら全然奢るけど、」

どうする？とこちらを真っ直ぐ見て問いかけてくる伊沢さんに私は、一も二もなく頷いてしまった。

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