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(A視点)
その印象は強烈だった。
その表情が、スピードが、知識量が
私の心に深く爪痕を残していった。
10月のある日、私は受験勉強の息抜きにリビングでテレビを見ていた。
19時半を回り、
(そろそろ勉強再開しなきゃ……)
と思ったが立ち上がる気にもなれず、ふと、チャンネルを回してみた。
(わ、すごい…………)
テレビの中では、何人かの青年達がクイズをやっていた。
これが私の転機だった。
私もクイズをやっていたけれど、こんなスピードでは答えられないだろうし、なんなら全く知らない単語だって沢山あった。
驚きつつも食い入るように見ていると、1人の男性が目に止まった。
問題を聞く時の真剣な眼差し、押し負けた時の悔しがる顔、そして、正解したときの嬉しそうな満面の笑み。
いろんな表情を見る度に、心惹かれていくのが分かった。
(もっといろんな表情を見てみたい………)
これがきっと、私の初恋。
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ぴの - 伊沢さんが大好きで読み始めました。キュンキュンします!続き待ってます! (2018年11月30日 2時) (レス) id: a8459cfa7b (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - えたさん» ありがとうございます〜!!励みになります! (2018年11月24日 15時) (レス) id: b35afa0062 (このIDを非表示/違反報告)
えた(プロフ) - はじめまして〜!続きがすごく気になります…!更新頑張ってください!! (2018年11月24日 12時) (レス) id: 9d6349b3fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月@初心者 | 作成日時:2018年11月23日 16時