いちごたちと転校生6【すとぷり】

操り人形 ページ6

「雨宮ちゃんも騙されてたよね〜、あとね〜、誰だっけ？さとみくんに催眠かけたのも私だし、あのフェイク動画もね！私なの！あっ、こっちの相手役じゃなくて、三葉役ね」

と、笑いながら言ういとこちゃん

『さとみくんに催眠ってどういうことですか？』

「そのまんまの意味だけど…？三葉が、ことを上手く運ぶには、催眠が必要かなって思って、勝手にやっちゃった！あと、実は、週3回くらい三葉になってたんだよね〜、えへへ、気づかなかった？」

ちょ、ちょっと、頭がパンクしそう…？？
どういうこと？私が憎んでた三葉は、三葉じゃなかったのかもしれないってこと？え？？
る、るぅとくん達！はりーあっぷ！
(彼らは現在東西南北に苦しんでおります)

「だって、三葉ってば、こんなこと二度とやりたくない、とか言うんだから！私は、小さい頃から、三葉が1位になるために、役に立つために頑張ったのに…」

『えっ、どういうこと？』

1人、困惑気味な私、この、妹さんとかいう
イレギュラーな状態が入ってきて、話がややこしくなった、クイーンは、さっきから面白そうに
こちらを見つめてるだけだし…！！！

すると、三葉は、そのいとこから逃げるように立ち、私の前に立った

「私は、確かに昔はおかしな子だった…でも、中学から自分はおかしいってことに気付いた！！それをあんたは、認めなかったじゃない！無理に催眠かけやがって！！今までずっと、あんたは私の悪魔のようにつけまとってたじゃない！！」

そう言うと、今まで笑顔だった、三葉の妹が
スっと真顔になったかと思うと、急に三葉を押しのけて、私の腕を強引に掴んだ

『いたっ！！』

私が、必死に抵抗すると、そいつは、面白くなさそうに、ボロボロな床に私を叩きつけた

「な、何して…」

「つまんないなぁ…いつ、催眠が解けたの…？
こいつに唆されたんでしょ、三葉は、調子乗ってる時が1番面白いのに…」

そう言って、1度離した私を、強引に起き上がらせ、窓の方に向かって、ゆっくりと歩いていく
本能が言っている、今すぐ逃げるべきだ、と
だが、見た目に反して、この子、結構力が強い
振りほどこうと、必死に抵抗したら

『っ…！！』

急に、歩くのをやめたと思ったら、いっぱつ殴られた
今回は無傷でいけるかなって思ったのに…！
どいつもこいつも、殴りやがって！私がムキムキマッチョだったら、お前らなんかリンゴみたいに潰すからな！

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
終盤ですよ〜、あと数話で終わらせる！

間一髪→←嘘を偽る

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