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束縛から逃れる ページ28

「演技しなくていいよ」

さとみくんはそう言い放つ

「っ…!な、何よ」

「お前、自分のした事分かってんの?」

「ちょっと、いじめただけじゃない…何ムキになってるの?」

「は?」

そう言うと、さとみくんは、美咲ちゃんの胸倉を離した、ということは、彼女を支えていたものが無くなる、ということで、彼女はそのまま床にぶつかる

「痛いわね!!!」

「なんだよ、ちょっといじめただけじゃんか」

「っ!」

やられた、という顔をした美咲ちゃん

「いいわよ、別に私を痛めつけたいなら、痛めつければ?」

と、さとみくんを挑発すると

「お前じゃないからな、無闇に人は傷つけない、例え、最低なヤツでも」

「…私が最低なヤツって言ってるわけ?」

「お前がそう考えたんならそうだろ」

「何よ…生意気ね…私は前から、あんたのそういう所気に食わなかったわ」

「俺は前から、お前の全てが嫌いだったよ」

彼女が皮肉を言っても、さとみくんはその1枚上を行く、前から、口はよく回るやつだと思ってたけど、ここまでとは…

さとみくんは、ふとこちらを見た、私はさとみくんを見ていたから、必然的に目が合う、すると、さとみくんは、ふっと優しく微笑んだ
え、そんな顔するの…?なにこれドッキリ?
みんなも初めてのようでびっくりしている

私から視線を外したと思うと、目線でなーくんに何かを訴えていた
すると、私の隣にいた、なーくんが、突然立ち
キリッとした声で

「分かった、さとみくん、今日の夕飯は焼肉が食べたいんだね」

ズコッ

皆がずっこけた音がした、当たり前だ

「嘘だよ、さとみくん、そんな怖い顔しないでよ」

と言うと、ジェル先輩を引き連れて、結婚式場の扉を開ける、そして、ジェル先輩にコソコソと話を伝え

「はーい!みなさーん!ここから先、有料となりまーす!ご覧になりたい方は、1人100万円払ってね!」

と、ジェル先輩が、お得意の女声で、みんなに問いかける

あ、そう言えば、一般ピーポー(結婚式に参加してる人)いたんだっけ(すっとぼけ)

すると、私のそばにいた、ころんくんとるぅとくんが、走り出し、みんなの縄を外していた、ついでに警備員も

莉犬くんは、私の横から離れず、私の酷い腕を優しく撫でていた、その目は悲哀に満ち溢れていたし、同時に怒りも感じ取れた

一般ピーポーは、束縛から逃れ、走り出した
まるで、そう…チンパンジーみたい(失礼)

あ、ごめん違う、ころんお前のこと呼んでないから、こっち来んな、お前は猿だろ

どこまでも正当化→←ななもりまじっく



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あんな/ヨゾラ。(プロフ) - ベジタリアンマジ草。初めて見たとき吹きましたw センスの塊w (2020年6月16日 12時) (レス) id: 0fbbe5f873 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - 音兎さん» コメントありがとうございます!続編、祝って頂きありがとうございます!そうですね(暗黒微笑) (2019年12月27日 1時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
音兎 - 続編おめえぇぇぇ((殴 三葉マジでしばき倒したいわぁ(黒笑) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 7e3a6520ef (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - わたぐもちゃん@推しが尊い連盟さん» コメントありがとうございます!全然、大歓迎です!とっても嬉しいです!今頃、どうしてますかねぇ( ¯▽¯ ) (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - りぃ@天使様さん» コメントありがとうございます!ぜんぜんいいですよ!捌いちゃってください! (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつっと | 作成日時:2019年8月22日 2時

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