形勢逆転 ページ24
もう、終わりだ、誰もがそう思ったでしょう
でも、違う、せっかく、ドレスまで来たんだ、私は引き下がれない
『さとみくん!!!!!!!』
そう大声で言うと、私の勢いに圧倒された警備員さんの力が緩み、私は抜け出せた
警備員さんは、私を再び捕まえようとしたけど、それは、変装したるぅとくんが阻止した
「行かせませんよ?」
『ありがとう!るぅとくん!』
私は急いで、さとみくんの元に行って
『さとみくん!私睨んでなんかないよ!』
「「「「「(そこ!?)」」」」」
みんなの声が一致した気がするけど、気にしない
「そんなの、分かってるよ、Aちゃんはそんなことしない」
さとみくんが、悲しい顔で言った
すると、美咲ちゃんは、さとみくんを呆気に取られた表情で見ていた
『そんな最低なヤツ、婚約者にするべきじゃない!帰ろう!さとみくん!』
と言うと…
「なんなのよあんた!」
突然の声にびっくりした、その声の主は、さとみくんを抑えてる、美咲ちゃん
美咲ちゃんは、さとみくんを離し、私の腕を力強く握った
「いきなり現れてなんなの!?せっかく、親を説得して、さとみと、結婚できそうだったのに、お前が現れて台無しだよ!」
ついに本性表したな…と思いつつ、力強く掴まれてる腕がそろそろ限界を迎えてる
「前から思ってたんだ、前は、さとみは恋に興味なんてなかったし、女子だって少し苦手だった、だから、取られる心配なんてないし、家のことを出せば、さとみだって、楽勝」
「だけど、お前が転校してから、こいつは、私に反抗してきたし、お前の話しかしないし、ほんとに邪魔、私の将来の計画は順調だったのに、お前のせいで台無しだよ」
と、私の足を蹴ってきた
痛い所をけってきたし、まだ怪我が完治してないため、私は崩れ落ちた
まるで、美咲ちゃんはそれを狙ったかのように、私のお腹をヒールで踏みつけた
『いった…!』
「A!」
初めて…さとみくんに名前呼ばれた…(そこじゃない)
ドレス汚れちゃう…(そこでもない)
さとみくんは、必死にこっちに向かおうとしてるけど、警備員に邪魔されて動けない、いつの間にか、みんな警備員に捕まってた
他の結婚式に来てる人は、怯えて、こちらを見るだけ
親達は、神妙な顔つきでこちらを見ている、まるで犠牲は仕方ない、みたいな
あ、これ、詰んだってやつですか…?
パシン
美咲ちゃんに、ビンタされて、我に返る
彼女の顔は、正に悪魔だった
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あんな/ヨゾラ。(プロフ) - ベジタリアンマジ草。初めて見たとき吹きましたw センスの塊w (2020年6月16日 12時) (レス) id: 0fbbe5f873 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - 音兎さん» コメントありがとうございます!続編、祝って頂きありがとうございます!そうですね(暗黒微笑) (2019年12月27日 1時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
音兎 - 続編おめえぇぇぇ((殴 三葉マジでしばき倒したいわぁ(黒笑) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 7e3a6520ef (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - わたぐもちゃん@推しが尊い連盟さん» コメントありがとうございます!全然、大歓迎です!とっても嬉しいです!今頃、どうしてますかねぇ( ¯▽¯ ) (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - りぃ@天使様さん» コメントありがとうございます!ぜんぜんいいですよ!捌いちゃってください! (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年8月22日 2時