我が家 ページ30
『私が困ったら、手伝ってください､それだけです』
｢え…それだけ？｣
『はい、それだけ、それだけでこの件は水に流してあげます』
それだけに見えて、これは結構重要なんよね…
要するに…一生、こき使ってやる！ってことだからね
うふふふふ､アッハッハッハッハッ！
嬉しさを隠しながら、怪しんでいる、ジェル先輩を動かして、また､家路に着く
いや、違うんだよ､やっぱり、ジェル先輩泣いてたからね、場を和ませようとね
そういうの大事､うん
そう考えていたら、いつの間にか家に着いていた
『あ、じゃあ、ジェル先輩この辺で…』
｢わ、分かったけど、本当に大丈夫…？｣
『大丈夫です！』
｢そっか…本当にごめんね｣
『いいって、取り敢えず遅くなる前に帰ってください』
ジェル先輩を見送ったあと、私は、何とか家に入った
車椅子初心者過ぎて、30分くらい手こずった
そして、家に帰って初めて気づく
やべぇ､この状況どうやって説明すればいいの…？
いじめのことは全然言ってないし、怪我のことも隠してたし…い、いきなり、娘が車椅子乗ってきて帰ったら、驚くよね…？
うわー！ごめんなさい、お母さん､お父さん！
言っとけばよかったね！誠にごめんなさい！
｢A､帰ってきたのね｣
と、お母さんがリビングから現れた、何故か私の姿を見ても、驚かず、どことなく、いつもより冷たいお母さんにサポートされて、リビングに入った
そこには、エアコンついてないはずなのに、とても冷めきっている、リビングだった
え、なに、人って、人工で冷房出来るんだ、って思うくらい、冷たくて、暖房つけそうだったもん
それに、まぁ、お母さん、お父さんは当然として、何故か一人暮らし中の兄まで来ていた
お母さんは、兄の隣の空いてる席に私を座らせ、お母さんもお父さんの横に座った、何故か、みんな
話をしよう､の姿勢をして、動かないので、1人だけあたふたしていた
何？みんなどうしちゃったの？こんな家族だっけ？
｢A｣
と、俯いているお父さんに名前を呼ばれた
『ひゃい！』
｢学校と、病院から電話が来たよ｣
あ、だ、だから…？
だからみんな、ブラックなのね？
そんな、世紀末みたいな顔してるのね？
｢いじめられていたんだってな｣
と、言って、お父さんはゆっくりと顔を上げて､私を見た､それまでビクビクしていた私だけれど、お父さんの目を見た瞬間､その目の奥には､心配の色が見えて、安心した
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若草。(プロフ) - 夢主が点数つけてるの吹いたw (2021年3月2日 7時) (
レス) id: 0df262be83 (このIDを非表示/違反報告)
視界に入れたくないデブス - 暇だから見返してたけど桜ちゃんこの時嫉妬してたって考えると可愛いな (2020年8月30日 0時) (レス) id: cf4c489396 (このIDを非表示/違反報告)
リト - 僕夢主ちゃんの親好き (2020年6月4日 14時) (レス) id: 4f04e6fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます！何でしょうかね、私もそこ好きですw (2019年8月22日 2時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - （※検査、足の検査、とっても重要）のリズム感（？？？）がとっても好きw (2019年8月18日 8時) (レス) id: d3c7fcbda1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつっと | 作成日時：2019年7月14日 1時
