いちごたちと転校生【stpr】

風紀委員のころんくん ページ16

｢いやー、あのねー…うーん…いや、きっとこれも彼の成長のため…｣

なーくんは、さっきから何を悩んでいるんだそれと彼って何？誰なの？面倒ごとは嫌だよ？

｢Aちゃん、風紀委員にしよう｣

『え、なんでいきなり』

｢そうと決まれば行くよ！｣

『決まってないです！あ、ちょっと！』

私は、そのままなーくんに引きづられた
解せぬ


なーくんに引きづられながら風紀委員の活動部屋前に来たと思ったら、堂々と入り、

｢この子、入りたいみたいなんですけど｣

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
言ってないよ！私一言も入りたいなんて言ってないよ！あるかないか聞いただけだよね！？あれ？私の記憶力が愚かなだけ？

｢Aちゃん、入っていいって！｣

知らない間に、話進んでるしー
普通本人に許可とるだろ、あっでもまだ私は許可してな…

｢許可しといたよー｣

おのれぇぇぇぇ､この極悪組長！
何故、決定権がお前にある！
疲れた…鬱だ、死にたい…
私が何をしたって言うんだ…


そんな残酷な現実に､絶望していると、誰かが私を見ていることに気づく
人の視線には疎い方だけど、ハッキリとわかる
恐る恐る､その視線の主に目を向けると…
水色の髪のイケメンがこちらを睨んでいた

『(私何かしたっけ…)』

というより、あの水色とはあったことがない気がする、はじめましてだろう
なのに何故、睨まれてるんだ
こんな時のなーくん
なーくんの袖を引っ張ると､私の方に向いてくれる

『なーくん、あの水色の子誰？(ボソッ)』

｢ころん、って言うんだ、俺の友達、俺たちといる時はあんな感じじゃないけど、学校だといつも無愛想なんだよ(ボソッ)｣

『へー』

流石なーくん友達多いい、そして高確率でイケメン
あれか、なんかイケメンの周りにはイケメンが集まるんだな
なーくんの話からすると、睨まれるのは当たり前なのね､無愛想にも程があると思うけど
まぁ、私の？会話テクニックに任せれば？あの無愛想でもイチコロよ！
と、ころん？という人の傍に行った
バッチからするに､1年生っぽい

『私、雨宮Aって言います､転校生だから、わかんない所あるとは思うけど、よろしくね！』

どう？完璧じゃない？

｢あっそう、僕は宜しくしないけど｣

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
補足です！バッチとは、左胸につける、自分の学年を示すものです、デザインはいちご夢色学園のロゴで色は赤は1年生、黄色は2年生、青は3年生です！使うかな…

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