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これはもうそうくんと仲良くなるしかない。
利用するみたいで申し訳ないけど、そうくんと仲良くなればいぶさんともお近づきになれるかもしれないじゃん？


これから課題を一緒にやるわけだし、自然と仲良くなれるでしょ！




｢そうくんクラスは？｣

｢あーBクラだよ。｣

｢隣か〜！私Aクラだったけど知らなかった。｣

｢ね、ほんとビックリしちゃった。｣




講義も終わって、ただいま校内のオシャンティーなカフェでそうくんと話しています。
坂田先輩と浦田先輩はまだ終わってないらしく、このあと合流する。




｢それにしてもさぁ…いぶさんマジで天使じゃない？｣

｢…そうだね。｣

｢今引いたでしょ。まぁいいや。あんな私の意味わからない行動に笑顔で応えてくれるなんて。｣

｢一応自覚はあるんだ…。｣

｢そりゃあるよ、お客さんにあんな必死になるの普通じゃないでしょ。｣

｢まぁ…でもいぶくん嬉しそうだったよ？また行こうね〜って言ってたし。｣

｢ほんと！？はぁぁぁやっぱ天使…。早く会いたい…。次来る予定は？｣

｢うーん…まだ決めてないけど、週末とかじゃない？いぶくんと予定が合えばだけど。｣




週末…うん、バイト入ってるし完璧。
これで今週乗り切る糧ができたぞ。




｢楽しみだな〜。｣

｢でも、これからどうするの？｣

｢どうするのって？｣

｢ほら…好きなんでしょ？｣

｢それはもう大好き。｣

｢じゃあ付き合いたいでしょ？そのためには何かするのかなーって。｣

｢あぁ…まずは何回かお話してある程度仲良くなったら連絡先交換して、そこからたまにご飯行ったり出かけたりして、良い感じになったら告白しようかな♡｣

｢そっか、頑張って。｣

｢なにその棒読みは。これでも考えた方なんだから！今まで散々失敗してきたからね。｣

｢失敗？｣

｢うん、私さぁ猪突猛進タイプで好きになったらすぐ告っちゃってたんだよね。おかげで振られまくる人生よ。だからしばらく恋愛はするもんか！って思ったのに、その日のうちにいぶさんに会っちゃったから今こんな状態。｣

｢なんか大変だったんだね…。頑張ってね。｣

｢今度は感情こもってるね。｣




アイスコーヒーを一気に飲み干した。

にっが…。




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