悪魔と呼ばれた男【男主】 (ページ5)

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地位ページ5

ハグリットの案内で進み、ボートへと乗る。そこでまた偶然ドラコと同じボートになった。

ドラコ「列車ぶりだな!!」

A「うん。そうだね。…それで、後ろのお二人さんは？」

ドラコ「ん？あぁ、こいつらはグラップとゴイル。」

A「よろしく。」

そう言うと2人からも「よろしくな!!」と返ってくる。

ドラコ「ハリー･ポッターはあのウィーズリー家とお友達らしい。…あんな奴やめた方がいいのにな。」

嫌味ったらしくそう言ってくる。やはり、そこはさすがのマルフォイ家純血の中でも地位の問題に厳しいな。…地位ねぇ。

A「ハリー･ポッターはマグルに育てられたと聞く。家柄や純血、地位などについてはまったく知識はないだろう。」

ドラコ「確かに。」

納得した様子のあと、なにか思いついたような顔をするドラコ。一体なにをするのか。…まぁ、それはどうでもいいが。それより重要なのは、組み分けだ。

どの寮に入るかで、これからの行動が大きく変わるだろう。…なるべくハリーと同じ寮に入った方がいいのだろうか。その方が仕向けやすい気がする。

スリザリンでもいい気もする。というか、スリザリンの方が入る確率が高いような気がしなくもない。…何せ闇の魔法使いが血縁者だ。…それは、僕の両目と髪色が物語ってる。

…まぁいいか。ハリー･ポッターの寮を聞いてから考えても遅くないはず。さて、組み分け帽子は僕になにを教えてくれる。

考えごとをしていたおかげか、ボートに乗っている時間がとても短く感じた。

ドラコと共に行動していると、ハリー･ポッターの元へ行くようで、逃げようにも逃げれず。ハリー･ポッターの元へと着いてしまった。

ドラコが挨拶したと思うと、ウィーズリー家の子、名前はロンというらしい。その子がドラコの名前を笑い、ドラコの機嫌を損ねる。そして、ハリーはドラコにこう言い放った。

ハリー「友達なら、自分で選べる。」

そして、ハリーはドラコの手を握らなかった。