悪魔と呼ばれた男【男主】 (ページ4)

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ブロンド髪のあの子ページ4

もうすぐ、ホグワーツでの学校生活が始まる。

予習もした、実践もね。恐らくこれで完璧と言えるだろう。楽しみだ、ここから僕は夢を叶えにいく。いや、約束といった方がいいのだろうか。あぁ、なんて待ち遠しいんだ。

ーホグワーツ入学当日ー

ホグワーツへ行くためにはホグワーツ特急というものに乗る。そして、それに乗るため9と4分の3番線へと向かう。

初見なら、まず向かうのは難しいだろう。大体の人は、親や兄弟に案内されここにたどり着くのだろう。だが、生憎僕に兄弟も親も居ないので。調べてここに来るしかなかった。入学書に書いてくれてもいいのではと思ったが、まぁいいだろう。

予定時間より早めに着いたこともあり、大体のコンパートメントは空いていた。あまり相席などはしたくないので、後ろの方を選んで座る。

ハリー･ポッターとの接触を測りたい所ではあるが、無茶に接触して周りに騒がれたり相手に嫌悪感を抱かれてはたまったものではない。ホグワーツに着くまでこちらからの接触はよしておこう。

静かに、読書を楽しんでいると突然コンパートメントの扉が開く。

ドラコ「ここに、あの闇の魔法使いの孫が居るって噂が出回ってるんだが…ほんとか？」

あの時のブロンド髪の子か。

A「あぁ。確かに僕はゲラート･グリンデルバルトの孫だね。…でも、そんな噂が出ているとは知らなかったな。」

そう受け答える。

ドラコ「…僕は、マルフォイ。ドラコ･マルフォイだ。スリザリンに入る。…君ももちろんスリザリンだろう？」

ドラコ･マルフォイ。やはり、マルフォイ家の子のようだ。そっくりだな。遺伝というのは凄いものだな。

A「僕は、A･グリンデルバルトだ。よろしくねマルフォイ君。…スリザリンに入るかはわかないが、もしスリザリンだったら仲良くしてくれ。」

ドラコ「…もちろんだ。あと、ドラコでいい。くん付けもやめてくれ。」

A「ありがとう。ドラコ。」

その後は、少しの間世間話をした。まぁ、ほとんどドラコの家の話になっていたが。

世間話が終わった後、ドラコはハリー･ポッターがいるコンパートメントへと向かうと言っていた。誘われたが、断らせてもらった。少し残念がっていたようにみえるが、まぁしょうがない。

再度読書に力をいれると、時間はあっという間に過ぎ、ホグワーツが目の前までになる。制服へと着替え終わると列車を降りる。

そこには「ハグリット」という巨漢がいた。2mは超えている。