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う「よお」

セ「久しぶりやね」

?「いらっしゃい、
  センラさんとは久しぶりだね」


彼はカウンターの奥にいた。

さいの目状に区切られたのショーケースのカウンターには一つひとつに異なるハーブがぎっしりと詰まっている。


セ「坂田から聞いてると思うけど、A。」

そう言ってセンラさんは私の方に振り向いた。


?「あー、はいはい、Aさんだよね

  俺はそらる。よろしくね、」


 「ぁ、よろしくお願いします、」

優しく話しかけてくれたことが意外だった。


吸血鬼の知り合いというから

うらたさんや志麻さんのような人ばかりを
イメージしていたがそうでもないみたいだ。


そ「話、聞きに来たんだよね。
  ちょっと待ってて。」


そう言うと身体を奥へ向ける

そ「なるせー、」


セ「なるせ居るん?」

そ「店番頼んでる」


?「はいはーい、なるせだよー」


奥から姿を表したのはピンクの髪をした人

声は低いのに容姿は可愛い、
喉仏がしっかりあるからたぶん男の人。

な「あ、その子例の人間ちゃん?可愛いっ」


セ「人間ちゃん?」

そ「坂田が人間ちゃん人間ちゃん言ってたからじゃない?」

そういえば初めて朝食で顔を合わせた時も
“人間ちゃん”と呼ばれた。



う「なるせずっとここ居たの?」

な「そうなんすよ、あらきさん遠出する予定あったから。」

セ「めいちゃんのとこは行かんかったん?」

な「あいつ暗そうだもん、やだやだ。」


そ「じゃあなるせ、店番よろしく。」

な「はーい」


そ「じゃあ上がって。」


そらるさんが奥へ案内してくれる、

うらたさんに続くようにカウンターに入る。
センラさんは私の後ろ。


う「これ坂田から預かってたもん。」

そ「ぉ、ありがとう」

一体何処に隠し持っていたんだ、という
何かが入った大きな袋。

魔法の力で小さくしたりできるのかな。



な「...」


なんだろう、なるせさんからすごい視線...

制服だし、
そんなに変な格好してないと思うんだけど。

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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年3月9日 1時) (レス) @page26 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:う さ ぎ 。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2020年10月30日 1時

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