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坂「あぁ、悪い」

 「っいえ、」


坂「あ、それ栄養剤入ってるから不味くてもちゃんと飲んどきや?」


 「ッあの...ありがとうございます、」

坂「...っ!」


坂田さんは驚いたような不思議なような表情をした。



 「...ぁの、?」


坂「いや、ぁー、うん...どう、いたしまして」


少しはにかみながら答えてくれた。

 「、?」


坂「人間からありがとうなんて言われるん、
  考えたこともなかったから驚いてん(笑)」

 「あ、」

そっか、センラさんが異色なのであって
きっと普通は人間と話す事などないのだろう。


坂「じゃあセンラ帰ってきたら伝えとくわ、
  これ、食べれたら食べや」


ベッドサイドにスープを置いていってくれた。


「「ガチャン」」


また私の部屋は再び静まり返った。

私は坂田さんから受け取ったお水を飲んだあと、
スープを飲んだ。



さすがに寝る気にはなれなくて
まず、部屋についているお風呂に入った。

本を読んだり、
広い部屋の中を歩き回ったり、


「「コンコンッ」」

それは西日がオレンジ色になった頃だった。


 「っはい!」


セ「俺やけど、入っていい?」

 「大丈夫っ」


「「カチャッ」」


セ「Aっ!」

「「ギュッ」」


 「わっ、わ、」

私が扉を開くと部屋に入った途端、

結構な力強さで抱き着いてきたセンラさん。


いくら私が幼いといえ、
男の人に抱きつかれて何も感じない年ではない


セ「...良かった、ほんまに。」

 「大丈夫だよ、私は」

ようやく離してもらうと二人でソファに座った。

セ「ごめんな、血...」


 「私から吸ってって言ったんだもん」

セ「でも、止まらなくなって…
  ほんまはひとくちで良かったんやけど、その..」

 「その、?」



セ「Aの血が、美味しすぎて、」


 「っえ、」

 

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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年3月9日 1時) (レス) @page26 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:う さ ぎ 。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2020年10月30日 1時

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