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その時、自分の至るところから血が出ていることに気がついた。


転んだときの擦り傷、
噛まれた部分は深く傷がつき血が出ている。

 「ぁ、」


急いで身体を離した。


セ「っく、」


センラさんの苦しそうな表情はそのままで。

むしろどんどん悪化してる気がする



何か出来ることは...


 「センラさん、」


セ「ちょ、こっち来たらっ」

 「私の血、飲んで?」

木にもたれ掛かるセンラさんに覆いかぶさって
首筋を見せる。


セ「、やめとき」


 「私は大丈夫だから」


セ「あかん!!」


怪我をしていない右腕で私の肩を押し離す。



 「いいの、!
  このままじゃセンラさん、死んじゃう、」



セ「A...」


センラさんが目を見開く、

私の目からは涙が溢れていた。



セ「ほんまに、ええの?」


 「うん、」


セ「ッごめんな、ごめん」


センラさんは謝りながら私の首筋の髪の毛を除ける。



セ「っぁ」

 「ッん」


首に吐息が掛かって


「「カプッ」」

 「ぁ、ふ、いっ」


痛みは一瞬で


セ「はぁ、」

 「んっ、ひぅ」


吸われる感覚は痺れるような甘さ。


セ「ッうま、」

 「はぅ、ね、センラさっ」


身体がビクリと震える


セ「もっと...」

 「んぁっ、、!」


私の背中を抱き寄せる

 「センラさんっ!」



セ「ッ、ごめん、俺...」


 「大丈夫、だいじょうぶ、」


セ「...今、血止めるな」

首元に再度口を近づけて



「「ペロッ」」


 「ふ、ぅっ」


セ「ん、治った」

 「っはぁ」


セ「顔赤い、」


 「んぇ?、ぁ」


セ「大丈夫か?」

 「ん、だい、じょうぶ」

頬に当てられた手がくすぐったくて身をよじる


どこか気怠く暑い、

血を吸われたせい?


どうでも良いけど早く眠りにつきたい、



セ「おやすみ」


視界の端で捉えたセンラさんの傷は癒えていた。

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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年3月9日 1時) (レス) @page26 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:う さ ぎ 。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2020年10月30日 1時

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