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そしてクリスマス当日



貴女「雪だ」



ホワイトクリスマスか…


今日は少し早めにバイトを上がらせてもらった

上がったところですることもないんだけど


周りはカップルばっかりで幸せオーラがそこらじゅうから溢れている


家に帰ったらどうしよう

どうもこうもないか


いつも通り、ご飯作って寝るだけ



玲於「Aちゃん?」



貴女「…佐野くん」



玲於「バイト帰り?」



貴女「うん」



玲於「そっか」



貴女「うん」



佐野くんは今日何するんだろ



貴女「…あの」



茉白「玲於ー!」



貴女「……」



玲於「おう」



あ、茉白さん

松葉杖になってる



茉白「Aさん、こんにちは!」



貴女「こんにちは」



茉白「疲れたあ」



玲於「だから無理すんなって言ったじゃん」



茉白「だって、ずっと病院でリハビリって疲れるよ?」



玲於「今だって外に出て疲れてんじゃん」



茉白「この疲れは良い疲れ方なの」



玲於「なんだそれ」



私、場違い感ある…よね



茉白「ま、でも何かあったら助けてくれるんでしょ?」



玲於「あ?…ま、まあ」



貴女「あの、じゃあ私はこれで」



玲於「え?…あ、待って」



佐野くんから背を向けた瞬間に手を引っ張られた



茉白「…Aさん?」



貴女「…え」



玲於「なんで、泣いて…」



貴女「あ…えっと、」



なんで、涙なんか



貴女「ごめんなさい…っ」



その場から走り出した



玲於「ちょ、Aちゃ…っ」



茉白「わっ、」



玲於「茉白!」



茉白「ごめん、ありがとう」



玲於「Aちゃん…」



嫌だ、嫌だ

泣きたくないのに


佐野くん達の姿が見えなくなった所でゆっくりと足を止めた



貴女「はぁ、はぁ」



息を切らしながら必死に涙を止めようとした

人がいなくて良かった…



廉「あれ、Aちゃんだ」



貴女「…廉く…」



廉「……」



貴女「…ぅ、っ」



廉「玲於と茉白か…」



廉くんが近づいたと思ったらぎゅっと抱きしめられた



貴女「え…」



廉くんはスっと体を離し暖かい手で私の両頬を包み

少し屈んで目線を合わせた



廉「泣かないでよ、あいつのために」



貴女「廉…くん」



親指で涙を拭ってくれたと思うと

静かに唇が重なった

























玲於「…廉」



茉白「……」

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佐野冬美(プロフ) - 美紀さん» いつもコメントありがとうございます!まだまだ暑さ続いてますね(汗)お互い気をつけていきましょう!! (2019年9月3日 21時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね (2019年9月3日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2019年8月30日 22時

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