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−玲於 side−
Aちゃんから離れて1ヶ月が経とうとしている
奏さんにAちゃんから離れろって言われ、
俺は離れたくないしずっとそばにいたいと思ってる
でもAちゃんのピアノの邪魔になるなら…
茉白「玲於？」
玲於「ん？ああ、ごめん」
茉白「ひどいねー、私といるのに考え込むなんて」
玲於「で、なんなの？毎回毎回呼び出して」
茉白「毎回毎回来てくれるじゃん」
玲於「来なかったら、お前何するか分かんねーもん」
茉白「中学の頃、勝手に消えたくせに」
玲於「それは、お前らが…」
茉白「お前らって？」
玲於「なんでもない」
何わかってないふりしてんだよ
茉白とは小4の頃に仲良くなり
それから中3までずっと同じクラスだった
中1の頃に茉白から告白され、俺も茉白のこと好きだったから付き合った
けど…
中3の夏のある時、俺の親友の廉と抱き合ってるとこを目撃した
俺は小さい頃からダンスをしていて
まあまあの成績だったから、周りの奴らから妬まれることが多くて
友達と言えるのは茉白と廉ぐらいだった
目撃したその日から学校には行かなかった
そんな2人に裏切られ、誰も信じられない時に出会ったのがAちゃん
同じような目をしていて、ちょっとでも触れたら壊れそうな雰囲気で
気づいたら隣にいるのが当たり前になってて
茉白「玲於ってば！」
玲於「なに？」
茉白「廉も玲於に会いたがってるよ？」
玲於「あー、同じ高校なんだっけ？」
茉白「…また3人で遊ぼうよ」
玲於「いや、いい」
Aちゃんと一緒にピアノ頑張ろって言ってたのに、離れちゃって
Aちゃんを裏切ったことになってるよね
校内選考にだって落ちたって…
茉白「ねぇ、玲於。私まだ玲於のこと好きだよ」
玲於「…今さらそんなこと言われても」
ぎゅっと茉白が抱きついてきた
久しぶりの茉白の匂いがした
貴女「佐野…くん？」
この声…
玲於「Aちゃん…」
茉白「あ、この間の」
貴女「ご、ごめんなさい。別に見るつもりじゃ」
茉白「い、いえ！道の真ん中ですいません」
玲於「あの」
貴女「今からバイトだから！じゃ」
とっさにAちゃんの手を握った
玲於「送る」
貴女「大丈夫。水瀬さんいるじゃん」
泣きそうな顔で言って背を向けたAちゃんを追いかけることが出来なかった
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佐野冬美(プロフ) - 美紀さん» いつもコメントありがとうございます！まだまだ暑さ続いてますね(汗)お互い気をつけていきましょう！！ (2019年9月3日 21時) (
レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね (2019年9月3日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐野冬美
| 作成日時：2019年8月30日 22時
