学校内恋愛2 －佐野玲於－ (ページ11)

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玲於「あれ、このクラス何でこんなに荒れてんですか」

隼「あぁ、佐野先生。実はですね、来月の文化祭で劇することになったんですけど」

玲於「文化祭のことで揉めてるんですか」

隼「それで、主役は誰がするかってずっとこの状態で…」

玲於「くじ引けばいいんじゃ」

男子「白雪姫の劇ですよ！王子ってすごい大事じゃないですか！」

玲於「運任せだよ、運任せ」

女子「私たちはくじでもいいんですよ！」

玲於「ほら、女子が言ってんだから男子もさっさと決めろ」

結咲「小森先生より、頼りになる！」

隼「傷つくー」

玲於「誰がくじ作って。当たり引いた奴が白雪姫と王子役な」

男子「そうだ！佐野先生もはいってよ！このクラスの担任でも副担任でもないけど、面白くね？」

玲於「はぁ？やだよ」

男子「当たりひかなきゃいいんだから！」

玲於「めんどくせ」

結咲「じゃあ、女子からいきまーす！」

女子「緊張する！」

女子「せーのっ」

結咲「あ！私だ！あたり！白雪姫ー！」

貴女「似合う！」

結咲ちゃんが白雪姫か

可愛いから、王子役になった人嬉しいだろうな

男子「よし、男子もいくぜ！」

男子「せーの！」

隼「あ…」

男子「まじで！？」

玲於「嘘、だろ…」

男子「佐野先生が王子だ！」

貴女「え！？」

結咲「佐野先生！？」

隼「わー、引きがいいのか悪いのか」

男子「文句無しだからな！」

玲於「ありえねぇ」

結咲ちゃんと佐野先生が

ていうか、佐野先生が劇に出るってありなの？！

女子「脚本、私が書きたい！」

女子「キスシーンいれてねっ」

女子「もっちろん！」

結咲「佐野先生とキスシーンかぁ。ま、かっこいいからありかも！」

玲於「ありかもじゃねぇーよ。無しだろ！」

結咲「今のうちに、カップルっぽく練習してみます？」

玲於「ばか！くっつくな！」

結咲「あははっ、佐野先生おもしろ！」

結咲ちゃんは私と佐野先生のこと知らないわけだし

しょうがないけど

佐野先生にくっついたら、ムッとする

隼「片寄」

貴女「なんですか」

隼「顔、怒ってる」

貴女「怒ってないです」

隼「キスシーンっていってもキスするふりなんだし、玲於も適当に流すよ」

貴女「それでも…佐野先生の隣は私がいい」

隼「へぇ、今日は素直だね」

貴女「う、うるさいです！」

劇だもん

こんなので気にしてたら佐野先生に呆れられる