.120 ページ20
そして卒業式当日
卒業式は終わり、最後のホームルームをしている
玲於「卒業おめでと」
男子「おい佐野！泣きたかったら泣いていいよ！」
玲於「泣かねーよ。お前ら全員が大学合格して、こうして卒業してる。俺、初めて担任もったけど、初めてがお前らで良かったよ」
男子「さ、さのおおお！」
玲於「泣いてんじゃねーか。この1年間楽しかったよ。ありがとな」
佐野先生があんな笑顔でお礼言うの初めて見た
他の人に見られて、ちょっと悔しいかも
水咲「み、みんなおめでとおお」
女子「水咲ちゃんめっちゃ泣いてる」
水咲「みんなのこと大好きだよお」
女子「やめてよ、もらい泣きするって」
女子の1人が泣き始めると、ほかの人にもそれが伝染していった
本当に卒業するんだ
蘭「やっぱ、離れたくないね」
貴女「うん、そうだね」
ホームルームが終わり、1人で屋上へ行った
貴女「ふぅ」
旭「おい！」
貴女「旭くん」
旭「卒業おめでとう！」
貴女「ありがとう」
旭「俺、お前と出会えて良かったよ！」
貴女「なに、急に」
旭「今日くらい素直に言わせろよ！」
貴女「ご、ごめん」
旭「ん、握手！」
貴女「え？」
旭「握手って言ってんだよ！」
貴女「う、うん」
ぎゅっと手を握ると
旭「大学でも頑張れよ」
貴女「うん」
旭「あと、イケメン教師とも仲良くな」
貴女「うん」
旭「…あ、あと」
貴女「ｸｽｯ…あと、なに？」
旭「あ、いや…もう何もない」
貴女「旭くん、私も楽しかったよ」
旭「当たり前だろ！俺がいたんだぜ！」
貴女「何それ」
旭「お前の笑顔初めて見た気がする」
貴女「そう？」
旭「そうだ！」
玲於「そろそろ、手はなしてよ」
旭「おま…っ、いたのかよ！」
玲於「うん、いたよ」
旭「イケメン教師、来年もどうせいるんだろ。…よろしくな」
玲於「おう」
旭「じゃーな！」
貴女「ありがとね、旭くん」
旭「おう！」
そう言って屋上から出ていった旭くんの笑顔は
今まで見た中で1番輝いて見えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 671人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐野冬美(プロフ) - あいゅんじさん» そんな！めちゃくちゃ嬉しいです！！ほんとにありがとうございます！！ (2018年7月9日 23時) (
レス) id: 8034fa35d0 (このIDを非表示/違反報告)
あいゅんじ(プロフ) - このシリーズだいすきですっ！てか冬美さんの作品 全部すきです！尊敬しかないですっ (2018年7月9日 23時) (レス) id: 5b87806fcb (このIDを非表示/違反報告)
佐野冬美(プロフ) - りなさん» この2人の話をちょこちょこお入れていきたい思います！！ (2018年1月24日 23時) (レス) id: 8034fa35d0 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 柑奈ちゃんと勇斗くん上手くいくといいなぁ！思いが届くといーです！ (2018年1月24日 20時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
佐野冬美(プロフ) - minimさん» 佐野先生との同居生活を書きたかったので、ほんとここまでこれて良かったです！笑 まだまだ続けていきたいと思ってるので、よろしくお願いします！！ (2018年1月22日 0時) (レス) id: 8034fa35d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐野冬美
| 作成日時：2017年12月17日 11時
