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祝言も3人盃も終え
色直しの時間となった。
皆で祝う宴となる、
色直しは白から赤へと変わるもので、
香を焚き込めた着物を着た。
幾人もの人と挨拶をした。
驚いたのは征夷大将軍14代徳川茂茂様からの
祝いの文と品々が届いていた。
私は感激を隠しきれなかった。
?「上様の代理人の松平片栗虎と申します。
御前さま、奥方さまお祝い申し上げます。こちらの文と品々は上様の御心に御座ります。御二方の婚礼に上様も大変御喜びになっております。」
高政「松平殿久しいな。元気であったか?!」
松平「はい、おじさんはいつでもピンピンでェすよォ。お前はもう女を娶る年になったのか。おじさんも年をとったァなぁー」
高政「松平殿、、」
「松平殿、お初にお目にかかりまする。私御前様の正妻となるAと申しまする。この度は遥々津城まで御足労感謝いたします。これからもどうか御前様をお支え下さいませ。」
松平「高政様これはこれは美人な女を娶られましたねェ。おじさん羨ましいっ!」
挨拶は大変だったけれど
なんて事があって案外楽しい時間を
過ごすことができた。
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そして床入りの刻限となった。
入浴して髪を洗い髪のまま束ね
私は白い浴衣を着た。
普段と変わらなかった。
松江「姫さま、御髪を整えまする。」
「さっきも整えたではないか。」
松江「今日は初夜ですよ。念入りに準備せねば。」
山代「姫さまお目をお瞑り下さい。白粉をお塗りします。」
そう言い山代は白粉を薄く塗り
桃色の紅を塗った。
山代「完成です!姫さまとてもお美しゅうございます。」
松江「はい、左様に御座りますね。」
2人は涙ながらに話していた。
山代「姫さま今から言うことを必ずお守りになって下さい。」
「なんじゃ?」
山代「床では御前様に御身をすべて任せるのです。決して抵抗してはなりませぬ。」
「嗚呼、分かった?」
私には意味が分からなかった……
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椿(プロフ) - 有難うございます。更新はかなり遅いペースだと思いますがどうぞ宜しくお願いします! (2019年4月7日 0時) (レス) id: edb7f51625 (このIDを非表示/違反報告)
菫!щ(゜▽゜щ)(プロフ) - 面白いです!更新応援してます! (2018年11月30日 19時) (レス) id: 5ee93ef12b (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年7月5日 19時