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半刻ほどすると

元服したばかりであろうか

青年が現れた。



「そこの殿方!」



青年?「私のことか?」



「はい、お引止めしてしまい申し訳ございませぬ。」



私は殿方に頭を下げた。



青年?「いや、構わぬ。要件はなんだ?」



こう言い殿方は私の目線まで

腰を下ろした。

なんて懐が広い人であろう。

優しき殿方!

試衛館の者や城の者以外に殿方は見たことがない。

姿からして武士

威張り散らすのではなく

優しく応えてくれるなんて…



「あのこの目貫、殿方のではありませぬか?」



青年?「嗚呼、私のだ。これは父上から賜りし目貫だ。よう届けてくれた。そなたはこの城の女中であるか?」



「あ、えっと…あの、その…」



どうしたことじゃ。

なんて言おう。

女中と言うべきか?

それとも姫と言うべきか?

いやそもそも大名家の娘がこの格好はまずい!

どうしたものだ、

姫と言ってしまったら

母上に二度と試衛館に通わせてもらえなくなる

どうしたことやら、、、



松江「いえ、このお方は川越藩藩主の娘であるA姫さまに御座りまする!」



松江!なんて事を

どうしたら良い!

幻滅されてしまう、

えええい、正直に言うしかない。



「見窄らしい姿をお見せしてしまい、申し訳ございません。」



青年?「なんと誠に姫であったのか!」



「お恥ずかしながら城下に参ろうと…」



青年?「そうであったか。失礼な事を言ってしまったな!」



「いえ、とんでもございません。この姿を見れば誰でも間違えます故。」



青年?「私の名はまさy…」



従者「若様、そろそら輿に。殿様がお待ちにございます。」



青年?「失敬。A姫、今日はこれで失礼する。では、」



「はいっ!」



_______________________

オリジナルキャラ

津藩藩主の嫡男 藤堂 高政 トウドウ タカマサ
歳 : 16歳
髪型 : ザンギリ頭
髪色 : 紺色
目: 朱色


藤堂高政の従者 磯坂 幸成 イソザカ ユキナリ
歳 : 17歳
幼い時から高政の側近
高政とは主従関係

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椿(プロフ) - 有難うございます。更新はかなり遅いペースだと思いますがどうぞ宜しくお願いします! (2019年4月7日 0時) (レス) id: edb7f51625 (このIDを非表示/違反報告)
菫!щ(゜▽゜щ)(プロフ) - 面白いです!更新応援してます! (2018年11月30日 19時) (レス) id: 5ee93ef12b (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2018年7月5日 19時

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