賑やかな昼食 ページ6
午前の授業を終え、俺はジャックを連れて大食堂に来ていた
『やばい...まだ鼻がなおらねぇ...』
「俺もだ。鼻がバカになってやがる」
二人して険しい顔をしながら鼻をこする
これの原因は、 午前中最後の授業である魔法薬学だった
基本的に一日目という事でオリエンテーションをやるという事だったが、錬金術を一度見せてあげよう！と担当先生であるデイヴィス.クルーウェル先生がやりだしたのだ
薬草やらなにやらを混ぜて作っていたのだがこれがとても強烈な臭いで、そこに約一時間閉じ込められていたということもあり、大分鼻がバカになってしまった
『俺、錬金術の授業嫌いになりそう...』
「だが、これを乗り越えてこそ、俺は強くなれる...」
この数時間を一緒に過ごして、自分を極めることに重点を置いているという事が分かったが、そんなジャックでもさっきまでの時間は地獄だったようで、眉間にシワがよってるし、語尾も弱々しいし、耳としっぽも元気がない
それもある程度は治まってきた頃、無事大食堂に辿り着き互いの料理を手に席に座った
『ここはビュッフェ形式だから好きなものが食べれていいな！』
「あぁ、量も自分で調整出来るから助かる」
二人合わせていただきますと言った後、皿の上に乗ったハンバーグにフォークを突き刺し、口いっぱいにほお張った
噛み締めた瞬間、口の中に肉汁が広がり、さっきまでの地獄が忘れられるくらい気持ちが浮かぶ
『肉汁やばい...めちゃくちゃ美味しい』
幸せに浸っていると、隣から視線を感じる
そちらを見てみると、ジャックがフォークを持ったまま俺を見て動きを固めていた
『...食べる？』
「いや、ただ見た目とは予想出来ない食べ方だなっと」
その言葉にお前に言われたくねぇよと思ったが、咳払いをして抑える
『だってかぶりついた方が美味くね？口いっぱいに味が広がる』
「確かに」
そう言うと、俺よりも大きな口でジャックも肉にかぶりつく
こればかりは体格の差だなと思いながら自分の食事に戻ろうともう一度かぶりついた時に、なにやら廊下の方からバタバタと騒がしい足音が聞こえてきた
「何だ？」
『...さぁ？』
肉を飲み込みながら扉を見ていると、騒ぎを起こした小動物を筆頭に、魔力がない新入生とハートの奴、更に青髪の顔にスペードのペイントが描かれた男が大食堂に走りながら入ってきた
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
