今のうちだ！ ページ47
足を掴まれて冷や汗がダラダラな俺を見て楽しそうなフロイド先輩
もう、こうなったら...！
俺はユニーク魔法でフロイド先輩に働く全ての速度を最低にして動きを止めようと発動しようとする
出来るなら最初からしとけよっていうかもしれないが、他人にユニーク魔法を使う場合、自分の時よりもごっそり魔力が持ってかれる
それなら、自分にユニーク魔法を発動させて戦った方が省エネですむのだ
が、野生の本能かは分からないが、急に真顔になったフロイド先輩が俺を金庫の方へ投げつけた
『...ガッ！』
「チタ！」
本当に突然の事にユニーク魔法も間に合わないままガコンｯ！と鈍い音を鳴らして背中を強く打ち付けた
予想以上の痛みにうずくまっていると、アズール先輩がフロイド、何をやっているんだ！と怒りながらこちらに近づいてきた
え、何、心配してくれるってこの先輩意外と優しい？
期待の目でアズール先輩を眺めていたが違ったらしく、俺を跨いで金庫へ駆け寄り傷がないか確かめていた
あ、はい、ですよね。そういう人ですよね
金庫にはダメージがなかったから良かったものの、壊れてからじゃ遅いんだよ！！とアズール先輩がフロイド先輩をめちゃくちゃ怒っていた
...今なら逃げれるんじゃね？
幸いにもアズール先輩は金庫とフロイド先輩しか視界にない様子だし、フロイド先輩はフロイド先輩でアズール先輩にごめんって〜と言い訳している最中
問題はジェイド先輩だが、なんとなくあの人は逃げようとしても邪魔しなさそうな気がする
きっと俺たちを意識する事はないだろうと判断し、ジャックに目配せすると意味が伝わったらしく、エースくん達の背を押して扉へ向かった
俺もユニーク魔法を使い急いで扉を出ると、後ろから待ちなさい！という声が聞こえた
『待つわけねぇじゃん！』
その後、全員で鏡舎まで抜け、契約書が無敵ってことが立証されただけで特に成果はなかったなと落胆しならが、それぞれの寮へ戻った
あ、ちゃんと購買でジャックにヨーグルトは奢ってもらいました
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
