乱闘開始ｯ！！ ページ30
話を聞いていて分かったことは、どうやら頭に何かを生やした生徒は全員、あの寮長とテスト対策ノートを渡す代わりに上位五十名に入る事、出来なければ卒業までの間あの寮長の絶対服従の下僕になる、という内容で契約をしたらしい
その担保として自分の自慢の能力を寮長さんに渡しているようで、今現在、返せやらこれは詐欺だろとみんな口々に文句を言っている所だった
...ってか、こいつら全員バカなのか？
こんなに契約しているやつがいるなんて聞いてねぇとか言ってるけど、そりゃプライバシーに関わるんだから言うわけねぇだろ。言ったら信用なくなるじゃん
それにそもそも契約を結ぼうとしたのは自分が楽したいからで、自分の意思でサインした契約に詐欺もクソもあるか
契約をする事で起こるメリットやデメリットを深く考えず目先の得しか見てなかった自分たちのせいだろうに...今更責任転嫁なんて都合が良すぎるだろ
呆れと少し怒りを感じながらも身を沈めていると、耐えきれなかったのか、ジャックが物陰から出ていった
って、出ていった！？
「さっきから聞いてりゃ...どいつもこいつも気に入らねぇ！！」
何言ってんのあの単細胞！！
ジャックが出ていったおかげで後ろで隠れていた俺たちにも視線が集まる
「ん？君は...頭にイソギンチャクがついていませんね。今はスタッフ・ミーティング中です。部外者はご遠慮いただけますか？」
「部外者だと？俺は、自分の力で勉強した奴らと真っ向から競い合って勝ちたかったんだ。それがあんたたちのせいで台無しになった。充分に当事者だろうが！」
「意識の高さに火がついてしまった...」
『堂々と言ってるけど、結局は自己中な理由だよね』
ユウくんと二人でジャックに向けて呆れた視線を送る
エースくんまでにもお前、何しに来たの？と言われていた
ジャックがどっちの味方もしねぇ！的な事を言うと、グリムがジャックの言葉で目が覚めたとかぬかしやがった
そにグリム曰く、実力行使で契約書を破り捨てようぜ！ということらしく、その言葉に他の奴らもそうだ！やろう！数ならこっちのが多いんだ！とやる気に満ち溢れていた
「こっちは逆に意識が低すぎる」
『見てるこっちがなんだか恥ずかしくなってきた』
もうこの空気についていけね
どうやらあの寮長達もやる気のようで、双子が寮長さんの前に出た
もうどうにでもなれと、危ないからユウくんを後ろに下げながら魔法が飛び交う様子を眺めた
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
