無敵の契約書 ページ31
あれからしばらく魔法の撃ち合いをしていたが、流石は寮長、そしてその人に信頼されているであろう双子
寮長は数多の魔法を使いこなし、数の差は明確な筈なのに、三人には傷一つ付けることは出来なかった
更に契約書もどうやら無敵なようで、それがエースくん達の魔法を全部弾いているようだった
結局、手も足も出ないまま200近い生徒は全員あの寮長の指示でラウンジでの仕事に振り分けられ、俺達は次は是非お客様としておいでくださいと外に追い出された
「おい二人とも、一旦戻って仕切り直すぞ」
「わ、わかった」
『了解』
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一先ず話し合おうとユウくんの過ごすオンボロ寮の談話室に集まった
どのような契約かを確認するうちにほとんどの生徒が契約をしていた事実が浮かび、ため息がでる
正直契約すること自体は好きにすればいいとは思ってるが、そうやってズルした奴らに成績を上回れたと思うと釈然としない
今回のテストで満点を取っていた30名の中にも契約者は絶対いる
個人的には競い合うやつはジャック一人で十分だし、正直それ以外は全員赤点でも別にいい
情がないと言われるかもしれないが、自分が良ければ全て良しだ
「ったく、他人の力でいい成績取っても何の意味もねぇだろ。自分の力を周りに示せる機会を棒に振るなんざそれこそバカだ」
「学園の生徒全員がハウルくんのように自意識強めで面倒くさい...いえ、真面目だったら私も苦労しないんですがねぇ〜」
確かに曲者揃いだよなこの学校、と学園長の言葉に頷いた
...って学園長？
声の聞こえた方をバッと勢いよく振り向くと、そこには腕を組み、神妙な顔で頷いている学園長がいた
「ウワッ！学園長びっくりした！」
「はぁ...今年もアーシェングロットくんの商売を止めることが出来ませんでした」
驚いている俺たちを無視し話をすすめている学園長の言葉ににユウくんが食いついた
「商売？どういうことですか？」
学園長の話によると、あの人...アズール・アーシェングロット先輩は2年生にして寮長を務める優秀な生徒だが、だいぶ問題があるらしい
「問題ってあの詐欺行為のことか？だったら学園長が命令してやめさせればいいじゃないすか」
『確かに、ここの学園の一番の権力者は学園長ですからやめろというだけで全てが収まるんじゃ？』
俺達の言葉に、学園長は渋い顔をしながら教師だから出来ないといった
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
